MacBookの中古はどこで買う?おすすめの購入先と知っておきたいことを解説

MacBookの中古はどこで買う?おすすめの購入先と知っておきたいことを解説(アイキャッチ)

中古MacBookを購入する際は、「どこで買うか」が重要なポイントになります。購入先によって、品揃えはもちろん保証の有無や保証期間、そして価格も異なるためです。

そこで本記事では、「中古MacBookをどこで買うか」や「いま狙いたいモデル」、「購入前の注意点」について詳しく解説します。中古といえどもMacBookとなれば高い買い物です。購入後に後悔しないためにも、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

迷ったらこの2択がおすすめ

先に結論から書くと、中古MacBookは「実績のある大手中古ショップ」か「Apple認定整備済製品」のどちらかで購入すれば間違いありません。

実績のある大手中古ショップ

中古MacBookの購入は、以下の理由から実績のある大手中古ショップがおすすめです。

  • プロレベルで動作確認、クリーニングが行われている
  • 外装の状態などに対して一貫した判断基準でランク分けされている
  • 動作不良に対する保証が用意されている
  • 「どこの誰から購入するのか」が明確
  • 個人間取引でよくあるようなトラブルになりにくい
  • 価格設定に妥当性があり、相場からかけ離れた価格で販売されることがない

安心要素として大きいのは、やはり「保証」でしょう。万が一動作不良があったとしても、返品や返金で対応してくれます。フリマなどでの個人間取引では一切の保証がありませんが、中古ショップで購入すれば保証付きで安心です。

そして「実績のある大手」であることもポイントです。多くの人から選ばれているのは、それだけの理由があるから。無名の中古ショップがすべてダメだとは言いませんが、「販売前にしっかり動作確認されているか」や「何かあったときに責任を持って対応してくれるか」という意味では、やはり名の通った大手中古ショップが安心でしょう。

本記事では、おすすめの中古ショップとして「イオシス」と「ゲオオンラインストア」をおすすめしています。

イオシスは価格の安さと3か月保証が魅力。「けっこう安い」がキャッチコピーで、安さは業界の中ではトップクラスです。中古のiPhone/iPadでも有名な中古ショップですが、中古MacBookでも間違いない選択肢です。

\ 安さと安心の3か月保証 /

ゲオオンラインストアは、全国に実店舗を構えるゲオならではの品揃えの豊富さが魅力です。型落ちモデルから最新モデルまでが揃うため、あなたにぴったりなものを見つけられるはずです。

\ 全国の店舗網を活かした在庫数が魅力 /

安心優先ならApple認定整備済製品

Apple公式サイトの「Apple認定整備済製品」ページでは、返品された製品などをApple自身が整備し販売しています。

  • 新品価格の最大15%割引きで購入できる
  • 新品レベルの品質、完全な付属品
  • 1年間のメーカー保証、AppleCare+への加入も可能
  • 新品と同じ返品ポリシーが適用、14日以内なら自己都合でも無料で返品できる

中古MacBookのなかには整備品(リファービッシュ品)として販売されているものもありますが、Apple認定整備済製品は「Apple公式の整備品」です。品質だけでなく、保証や返品ポリシーなどの扱いも新品と同じです。

新品の最大15%割引きで買えるとはいえ、一般的に中古として流通しているMacBookと比較すると価格は上がりますが、品質や保証面を重視したい方にとっては良い選択肢になります。

Apple認定整備済製品には新品と同じ返品ポリシーが適用されるため、製品到着から14日以内なら、たとえ自己都合であっても無料で返品できます。「実機を確かめて満足できなければ返品できる」点は、Apple認定整備済製品ならではの強みです。

\ 新品レベルの品質と保証を求める方に /

おすすめの購入先5選

購入先価格感保証期間購入者都合での返品向いている人
イオシス
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安め3か月(未使用品は6か月)不可安く買いたい/保証が欲しい/多くの在庫から選びたい
ゲオオンラインストア
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安め〜標準30日以内に連絡不可保証が欲しい/多くの在庫から選びたい
Apple認定整備済製品
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高め1年(AppleCare+で延長可)可(14日以内、損傷時は不可)新品レベルの品質と保証が欲しい
Amazon整備済み品
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標準〜高め180日条件付き可(原則30日以内、状態により減額/不可の可能性)「買いかどうか」を自身で判断できる/保証が欲しい
バックマーケット
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標準〜高め1年(30日以内は返金対応可)可(30日以内、状態により減額/不可の可能性)中古の不安を減らしつつ価格も抑えたい/保証が欲しい

1. イオシス

イオシス(公式ページ)
イオシス

Apple製品の中古を購入するなら、「イオシス」が定番です。中古iPhone/iPadのイメージが強いですが、MacBookも在庫が多く、価格と保証のバランスが優秀です。老舗の中古ショップで実店舗も展開しており、信頼性も高いことから多くの人に支持されています。

メリット

  • 業界トップクラスの安さ
  • 充実の在庫で選択肢が豊富
  • モデル別・搭載チップ別・状態別に絞り込め選びやすい
  • 安心の販売店保証(中古は3か月/未使用品は6か月)

デメリット

  • 送料が640円かかる
  • 自己都合での返品は不可

送料が640円かかるものの、それを踏まえても安いことには変わりありません。「いろいろな中古ショップと比較して決めたい」という方は、ぜひ候補にイオシスを加えて比較してみてください。

保証は3か月と十分な期間があり、保証面では心配不要でしょう。購入者都合による返品は不可ですが、動作不良に対しては交換や返金で対応してくれます。

さらに個人的にいいなと感じるのは、絞り込み機能が充実していて選びやすいこと。

モデルや搭載チップ/メモリといったスペック、価格帯などから簡単に絞り込めて、目当てのものをみつけやすいよう工夫されています。まずは、あなたが狙っているモデル・構成をチェックしてみましょう。

\ 安さと安心の3か月保証 /

2. ゲオオンラインストア

ゲオオンラインストア(公式ページ)

中古MacBookの購入先として、イオシスと並んで定番なのが「ゲオオンラインストア」です。全国に実店舗を構えるゲオならではの強みは、やはり在庫の豊富さ。型落ちモデルから現行モデルまで幅広い中古MacBookが揃うため、「欲しい構成を探したい」人に向いています。

メリット

  • 在庫が豊富でモデル・構成の選択肢が多い
  • 商品ごとに写真掲載あり、取扱い店舗への問い合わせも可能
  • 安心の販売店保証(30日以内に要連絡)
  • 2,000円以上の購入で送料無料

デメリット

  • 保証期間が30日間と短め(早めの動作確認が必要)
  • 自己都合での返品は不可

MacBookの場合、同じモデルでもメモリやストレージ容量、カラー、キーボード配列で構成が変わります。そういう意味では、ゲオオンラインの豊富な在庫は大きな強み。自分にぴったりなモデル・構成を見つけられます。

さらに安心だと感じるのは、商品ごとに写真が掲載されていることです。

写真だけで状態を完全に把握できるわけではないですし、写真によっては解像度が低く確認しづらい場合もあるのですが、実際に購入するものを確認できるの安心感があります。商品ページにはその商品を取り扱っている店舗情報も載っており、詳しく知りたい場合は店舗に問い合わせることも可能です。

まずはイオシスをチェックし、狙っているモデル・構成がなければゲオオンラインストアをチェックする立ち回りがおすすめです。

\ 全国の店舗網を活かした在庫数が魅力 /

3. Apple認定整備済製品

used macbook where to buy 3

「新品レベルの品質と保証」を求めるなら、「Apple認定整備済製品」が最有力です。厳密には中古というよりApple公式の整備品(リファービッシュ)ですね。品質に加えて保証や返品条件まで新品レベルで購入できることが最大の強みです。

メリット

  • 新品価格の最大15%割引きで購入できる
  • 新品レベルの品質と完全な付属品
  • 1年間のメーカー保証、AppleCare+への加入も可能
  • 購入者都合でも返品できる(到着から14日以内、損傷がある場合は不可)
  • 送料無料

デメリット

  • 一般的な中古MacBookと比較すると価格は高い
  • タイミングによって在庫状況にバラツキがあり、欲しいモデル・構成があるとは限らない

1年間のメーカー保証が付き、必要に応じてAppleCare+に加入できることは大きい安心要素でしょう。14日以内なら購入者都合であっても返品できることを含め、扱いとしては新品と同じです。

ただし、「価格を重視したい」という方には向きません。「多少の使用感があっても安く買いたい」という場合は、前述の中古ショップでの購入がいいでしょう。また、在庫が不安定で必ずしも狙っているモデル・構成を購入できるわけではないこともデメリットに挙げられます。

私自身、過去にiPhoneの認定整備済製品を購入したことがありますが、届いたものは新品と見分けがつかないレベルでした。価格面では不利ですが、高い品質とメーカー保証に魅力を感じるならチェックすべき選択肢です。

\ 新品レベルの品質と保証を求める方に /

4. Amazon整備済み品

Amazon整備済み製品

Amazonにも「整備済み品」としてMacBookが販売されています。

メリット

  • 180日間の返品保証
  • Amazonマーケットプレイス保証
  • 一貫した基準で状態ランクが設定されている
  • タイミングによっては掘り出し物が見つかる
  • Amazonポイントが貯まる/使える、豊富な支払い方法に対応

デメリット

  • 価格が微妙なこともある(中古ショップと要比較)
  • 購入者都合は条件付き(開封後は減額の可能性あり)
  • 当たり外れがある

認定出品者による180日間の返品保証が付き、期間内に動作不良があった場合に返品・返金で対応してくれるので安心です。出品者から返信がないなどのトラブルがあったときでも、最終的にAmazonマーケットプレイス保証などで対応してくれるのは大きな安心要素でしょう。

価格が微妙な場合もありますが、タイミングによっては掘り出し物が見つかることもあります。中古ショップと比較して、買いかどうかを判断し、安い個体に絞って狙いを定める立ち回りがおすすめです。

\ 180日の返品保証で安心!掘り出し物がみつかるかも /

5. バックマーケット

Back Market

バックマーケット」は、整備済み製品(リファービッシュ)を専門に扱う世界最大級のマーケットプレイスです。日本での知名度は低めですが、フランスはパリ創業で海外での利用者が多く、整備済み製品では定番の超有名サービスです。

メリット

  • 1年間の保証(修理・交換)
  • 30日以内は自己都合による返品が可能(損傷時は除く)
  • 一貫した基準で状態ランクが設定されている
  • PayPayポイントが貯まる/使える、豊富な支払い方法に対応

デメリット

  • 価格は高め
  • 在庫数は少なめ
  • 日本での知名度は低め

1年間の保証が付き、30日以内なら自己都合による返品も可能です。いざ購入してみて状態に満足できなければ返品できるというのは非常に安心です。

ただ、価格としては高めの印象です。価格を重視するなら、やはりイオシスがベスト。同じモデル・構成で比較しても、数千円以上の価格差があります。

とはいえ、自己都合の返品が可能なのは魅力です。中古MacBookを購入する場合、若干のガチャ要素は避けられません。バックマーケットなら現物を見て触った後で最終的に判断できるので、「絶対に失敗したくない」という方も選びやすいでしょう。

\ 1年間の保証付き・30日以内の返品が可能 /

おすすめしにくい購入先は?

ここまでおすすめの購入先をご紹介してきましたが、逆に「おすすめしにくい購入先」についても触れておきます。もちろん、すべてがダメというわけではありませんが、利用する際はリスクを理解した上で判断してください。

フリマ・オークションなどでの個人間取引

メルカリやヤフオク、SNS上でのやり取りなど個人間取引での購入は、中古MacBookの購入先としてはおすすめしにくいです。理由はシンプルで、一切の保証がないからです。

取引相手はプロではないため、悪意がなくても見落としがあるかもしれません。「発送時点では問題なかった」と言われてしまえば、話がこじれる可能性もあります。その結果、泣き寝入りせざるを得ない場合もあるでしょう。

また、アクティベーションロックのトラブルも起こりえます。前の所有者のApple IDが紐づいたままだと、初期化しても使えません。中古ショップなら買取時に確認されていますが、個人間取引ではそういったことを購入者が入念にチェックする必要があります。

価格面では相場より安く購入できることもありますが、その分リスクは高く、「自分で見極められる」「ある程度の知識がある」という方以外にはおすすめできません。

保証や返品条件が統一されていない中古出品

楽天市場やYahoo!ショッピングにも中古MacBookは出品されていますが、これらはショップによって保証期間や保証内容、返品条件がバラバラです。

「1週間保証」のショップもあれば「初期不良のみ対応」というショップもあり、購入前には個別に確認する必要があります。また、中古のApple製品を専門に扱っていないショップも混在しているため、動作確認やクリーニングの品質にもバラツキが出やすいでしょう。

専門店でないリサイクルショップ

街中にある総合リサイクルショップでも中古MacBookが売られていることがありますが、こちらもおすすめしにくい購入先です。

理由としては、MacBookに精通したスタッフがいるとは限らず、動作確認や状態の見極めが不十分な可能性があることです。キーボードの各キーやUSBポートが正常に動作するかなどの細かいチェックポイントが見落とされているケースも考えられます。

また、保証がなかったり、あっても期間が極端に短かったりすることもあります。価格についても、相場からかけ離れた値付けになっていることもあります。

掘り出し物が見つかる可能性はゼロではありませんが、「安心して購入できるか」という観点では、やはりApple製品やパソコンを専門に扱う中古ショップが安心でしょう。

いま買うならどのモデルがいい?

中古MacBookを検討する上では「どのモデルを選ぶか」も重要なポイントです。ここでは用途別のおすすめモデルと構成について解説します。

軽い用途(Webブラウジング、文書作成、動画視聴など)

Webブラウジングや文書作成など軽い用途がメインなら、「13インチMacBook Air(M2)」がおすすめです。日常使いには十分な性能がありながら、中古市場では9万円台からと比較的お手頃です。

イオシスで「MacBook Air(M2)」の価格をみる

「とにかく安く抑えたい」という場合は、「13インチMacBook Air(M1)」も選択肢に入ります。将来的に用途が広がったときのことを考えるとM2チップ以降がベストですが、用途が限定的であればM1チップでも十分対応できます。

イオシスで「MacBook Air(M1)」の価格をみる

なお、Intel Macについてはおすすめしません。安さは魅力的に見えますが、2025年秋リリースのmacOS Tahoe 26では多くのIntel Macがサポート対象外となり、Appleは「macOS Tahoe 26がIntel Macをサポートする最後のバージョンとなる」と明らかにしています。

M2チップ以降なら快適、価格を重視したいならM1チップという方向性で検討してみてください。

一般的な用途(オフィス作業、ビデオ会議、画像編集など)

オフィス作業やビデオ会議、画像編集などがメインなら、「13インチ/15インチMacBook Air(M3)」「13インチ/15インチMacBook Air(M2)」がおすすめです。予算に余裕があれば、メモリは16GBを検討してみてください。ストレージも512GB以上あると余裕があります。

M3チップでは、GPUのレイトレーシング対応やメディアエンジンの改善など細かな進化があります。M2チップと比較して体感差は大きくないですが、高解像度の画像編集などで快適性を求めるならM3チップが有利です。

M2 MacBook Air
13インチMacBook Air(M2)

私自身、13インチMacBook Air(M2)を所有していますが、日常使いでストレスを感じることはほとんどありません。画像編集も普通にこなしてくれますし、簡単な動画編集ならストレスなく行えます。ライト〜ミドルユーザーにとっては、M2〜M3チップあたりが「ちょうどいい選択」になる可能性が高いでしょう。

イオシスで「MacBook Air(M2)」の価格をみる

イオシスで「MacBook Air(M3)」の価格をみる

クリエイティブ用途(動画編集、音楽制作、Web/アプリ開発など)

動画編集や音楽制作、Web/アプリ開発など負荷の高い作業がメインなら、「M2 Proチップ以降の14インチ/16インチMacBook Pro」がおすすめです。

M2/M3チップでもこれらの作業は可能ですが、Proチップのほうがパフォーマンスに余裕があります。MacBook Proは冷却ファンを搭載しているため、長時間の書き出しやコンパイルでも安定した性能を維持できるでしょう。

メモリは最低でも16GB、できれば24GB以上あると快適です。内蔵ストレージも512GB以上は確保したいところ。ただ外部ストレージを活用すれば対応できることも多いので、優先順位としてはメモリ>内蔵ストレージです。

クリエイティブ用途では、使用するアプリや扱う素材によって求められるスペックに幅があります。たとえば動画編集だと、HD動画と4K動画どちらを扱うかによっても変わりますし、エフェクトを多用する凝った動画を作成するならM3 Max/M2 Maxチップ搭載のMacBook Proも選択肢に入ってきます。使用するアプリが決まっているなら、そのアプリが求めるスペックを事前に確認した上で構成を選びましょう。

イオシスで「MacBook Pro(M2/M2 Pro/M2 Max)」の価格を見る

イオシスで「MacBook Pro(M3/M3 Pro/M3 Max)」の価格をみる

購入時の注意点・知っておきたいこと

続いては、中古MacBookを購入する際の注意点、知っておきたいことについてまとめました。購入後に後悔しないためにも、事前にチェックしておきましょう。

保証期間・返品条件を必ず確認

本記事でご紹介した購入先であれば、動作不良に対する保証が用意されています。ただし、保証期間や返品条件は購入先によって異なるため、購入の際にはこれらを必ず確認しておきましょう。

保証があるから安心といっても、保証期間が過ぎてしまえば対応してくれません。購入後は早めに動作確認を行い、気になる点があれば購入先に連絡することが大切です。

外装への傷や使用感

中古MacBookには、多少なりとも傷や使用感があるものです。多くの中古ショップでは、状態に応じて「Aランク」や「Bランク」などのランク分けがされています。高いランクを選べば状態の良さに期待できますが、その分価格も高くなります。

「傷があっても気にしない」という方は、あえてランクを下げて選ぶことで価格を抑えられます。ちょっとした外装の傷なら動作や機能に影響はありません。見た目を気にするかどうかは人それぞれなので、自分の許容範囲と予算のバランスを見て判断しましょう。

バッテリーの劣化

中古MacBookを購入するにあたっては、バッテリーの劣化具合は気になるところでしょう。バッテリーは消耗品であり、使用に伴って最大容量が徐々に減少していきます。

バッテリー最大容量が何%になっているかまでは確認できない場合がほとんどです。バッテリーの劣化が気になる場合は、できるだけ上位ランクのものや発売から日の浅いモデル(M3チップ搭載MacBookなど)を選ぶ、といった対策になります。

MacBookのバッテリーはAppleや正規サービスプロバイダで交換可能です。費用はモデルによりますが、おおむね2〜3万円程度。「本体は安く買って、バッテリーは交換込みで考える」という判断もありです。

なお、バッテリー最大容量はMacの「システム設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」から確認できます。

MacBookのバッテリー最大容量
「システム設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」

「バッテリーの状態」に表示されている数値が、新品と比べてどの程度劣化しているかの目安になります。気になる場合は購入前に問い合わせてみるのもいいでしょう。

macOSのサポート期間

macOSのサポート期間も気にしておきたいポイントです。2025年秋にリリースされた「macOS Tahoe 26」は、M1チップ以降のモデルをサポートします(一部Intel Macをサポート)。

最新macOSのサポート対象外となっても、しばらくはセキュリティアップデートが続くため問題なく使用できますが、機能的なアップデートはそこでストップしてしまいます。過去の傾向からすると、発売から7〜8年程度はメジャーアップデートが提供されると期待できます(例外あり)。

「macOSの最新機能を使いたい」という方は、サポート期間に余裕のある「M2チップ以降のMacBook」を選ぶといいでしょう。

付属品は揃っていなくてもOK

中古MacBookの場合、付属品(MagSafe 3ケーブルと充電器)が欠品していることがあります。充電に使用するMagSafe 3ケーブルは別で購入すると高いので、できれば揃っていたほうがいいですが、充電器はサードパーティ製のもので代用可能です。

サードパーティ製充電器でMacBookを充電している様子
サードパーティ製充電器で代用可能

私の場合、MacBookの充電は純正ではなくサードパーティ製充電器を使うことがほとんどです。携帯性や充電性能は、純正充電器よりも優れることが多いですね。

欠品している分、価格が安くなっていることもあります。「充電器は別途用意する」と割り切れば、よりお得に購入できるかもしれません。

よくある質問

実店舗とオンラインストア、どっちで買うべき?

それぞれにメリットがあります。実店舗は実機を確認してから購入できるため、外装の状態などを事前にチェックできます。

一方でオンラインストアの場合、在庫が豊富で狙っているモデル・構成を絞りやすいメリットがあります。イオシスやゲオオンラインストアでは、実店舗で取り扱っている製品を含めて横断的に探せるため、多くの選択肢から選べます。

整備済み製品は中古と何が違う?

整備済み製品のほうが徹底した品質管理や動作確認、クリーニングがされているというイメージがありますが、中古ショップが販売する製品と比べると、実際のところは大きな差はないかと思います。徹底した品質管理などは中古ショップでも同じように行われています。

ただし、Apple認定整備済製品は別枠です。品質も保証も新品レベル。位置付けとしては中古より新品のほうが近いです。

中古MacBookでも入れる保証はある?

中古ショップで有料延長保証が用意されていることが多いです。イオシスでは「イオサポ」、ゲオオンラインストアでは「proteger」に購入と一緒に加入できます。

個人的におすすめなのは、「モバイル保険」というサービスです。月額700円で3台まで登録でき、年間10万円まで修理費用を補償してくれます。

モバイル保険(公式ページ)
モバイル保険

購入店で3か月以上の保証が付くものであれば、中古でも加入可能です。MacBookの場合は修理費用が10万円を超えることも考えられますが、それでも一定の備えにはなるでしょう。3台まで登録できるのでスマホやワイヤレスイヤホンなどの修理費用も同時に備えられます。

中古MacBookでもAppleで修理してもらえる?

基本的には中古MacBookでもAppleや正規サービスプロバイダで修理サービスを受けられます。

ただし、販売終了から5年以上経過した製品は「ビンテージ製品」、7年以上経過すると「オブソリート製品」に分類され、ビンテージ製品に追加されると部品在庫の状況によって修理できない可能性がでてきます。

また、Appleから認定を受けていない修理業者で修理されたものについては、改造品とみなされるためAppleでの修理サービスは受けられません。

中古MacBookの寿命は?何年使える?

使用環境や使い方によりますが、MacBookは一般的に5〜8年程度は使えると言われています。Appleシリコンチップ搭載モデルは省電力で発熱も少ないため、Intel Macよりも長寿命になる傾向があります。

ただし、バッテリーは消耗品です。劣化が気になったときは新品バッテリーに交換することで快適に使い続けられるでしょう。

中古MacBookでもApple Intelligenceは使える?

AppleのAI機能「Apple Intelligence」は、M1チップ以降のMacで利用できます。Intel Macでは利用できません。中古であってもM1チップ以降のモデルを選べば、Apple Intelligenceを利用できます。

まとめ

中古MacBookを購入するなら、「実績のある大手中古ショップ」を選べば間違いありません。

価格重視なら「イオシス」でOKです。業界トップクラスの安さに加えて、3か月保証が付くため安心して購入できます。在庫の豊富さを求めるなら「ゲオオンラインストア」も良い選択肢です。予算に余裕があり、新品レベルの品質と保証に魅力を感じるなら、あわせて「Apple認定整備済製品」をチェックしてみてください。

モデル選びでは、M2チップ以降を目安にするのがおすすめです。ライトな用途ならM1チップ搭載もありですが、中古で購入してそこから数年使うことを踏まえると、性能やmacOSのサポート期間に余裕のあるM2チップ以降がより安心でしょう。

2026年以降、メモリの価格高騰でスマホ・パソコンの値上がりは避けられないだろうとみられています。その影響は、当然MacBookにもあるでしょう。円安による値上がりに追い打ちをかけるかたちになり、なんとも頭の痛い状況ですが、だからこそ中古MacBookがありだと言えます。中古の型落ちモデルでも、十分快適に使えるほどの性能があります。ぜひ本記事を参考にして、あなたにぴったりでお得な1台を見つけてください。

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