Appleの紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」に第2世代が登場しています。第1世代が発売されたのは2021年4月ですから、実に約5年ぶりのアップデートとなります。
私自身AirTagのヘビーユーザーで、カギや財布、カメラバッグなどあらゆるものにAirTagを取り付けています。紛失防止対策として安心ですし、「車のカギをどこに置いたっけ?」といった日常のよくあるシーンでも活躍してくれています。

ヘビーユーザーとして第2世代の登場が気にならないわけがなく、発売後すぐに4個入りを購入。その上で「第1世代との違い」と「買い換えるだけの進化はある?」というところをまとめました。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論:急いで買い換える必要なし
結論から言うと、第1世代を使っている人が急いで買い換える必要はないと感じました。

第2世代の目玉は「正確な場所を見つける」機能の範囲拡大です。しかし、日本では電波法の関係で範囲拡大の恩恵を受けられないと見られており、実際に第1世代と比較してみても差は感じられませんでした。
一方で、スピーカーの音量アップには確実に違いを感じます(第1世代比で50%向上)。単純に音量が上がったことで、別の部屋にいても聞き取りやすくなりました。よく自宅内でものを紛失する私にとってはありがたい進化です。
とはいえ、音量のためだけに買い換えるほどではありません。特に日本ユーザーにとっては体感できる進化はスピーカーの音量くらい。使用中の第1世代が壊れたり、新たに買い足したりといったタイミングで第2世代を選ぶ、くらいの心づもりで良いかと思います。
第2世代と第1世代の違い
AirTag(第2世代)とAirTag(第1世代)の違いを表にまとめました。
| 項目 | 第2世代 | 第1世代 |
|---|---|---|
| UWBチップ | 第2世代 | 第1世代 |
| 正確な場所を見つける | 〇 範囲が最大50%拡大※ | 〇 |
| Apple Watch対応 | 〇 Series 9/Ultra 2以降※ | ✕ |
| スピーカー音量 | 第1世代比で50%向上 | ─ |
| 重量 | 11.8g | 11g |
| バッテリー寿命 | 1年以上 | 1年以上 |
| 防水性能 | IP67 | IP67 |
| 価格(1個) | 4,980円 | 4,980円 |
| 必要OS | iOS 26以降 | iOS 14.5以降 |
前述のとおり、「正確な場所を見つける」機能の範囲拡大は、日本では恩恵を受けられないようです。電波法などが関わるところですので仕方ないですが、ぜひ将来的にでも使えるようになってほしいですね。
また、Apple Watchの「正確な場所を見つける」機能も日本では使えません。従来どおり、音を鳴らしたり位置情報をマップで表示したりすることは可能です。

見た目とサイズ、重量もほぼ変わっていません。裏面の刻印にわずかな違いがあるくらいです。特にサイズは全く同じですので、第1世代と同じAirTagアクセサリを第2世代でも使用できます。
体感差はスピーカー音量のみ
「本当に差はない?」ということで、第2世代と第1世代で電波を拾う範囲や速度、距離や方向の精度などをチェックしてみましたが……決定的な差は見つけられず。スピーカーの音量以外では、体感できる差はないと言っていいでしょう。

ただ、スピーカーの音量アップには実用的なメリットを感じられます。第1世代では「音は聞こえるけど、どこから聞こえているのかわからない」ということもあったのですが、音量が上がったのと「ピピピッピッピピ」という音程が高くなったおかげか、探しものを見つけやすくなりました。
私の場合、「正確な場所を見つける」機能よりも手っ取り早く音で探すことが多いので、スピーカーの改善には一定のメリットを感じられます。
まとめ
「第1世代から第2世代に買い換える価値はある?」ということですが、前述のとおり「ない」です。第1世代と比べて「確かに音が聞き取りやすくなったな」と感じるのは事実ですが、第1世代の音量が小さすぎるわけでもなく、十分便利に使えます。買い換えるのはもったいないですね。
ただ、買い換えではなく買い足しなら第2世代をおすすめできます。

Amazonを見ると、第2世代は定価販売の一方で、第1世代は1個入りで200円程度、4個入りで1,000円程度安く購入できます(記事執筆時点)。それを考慮しても、第2世代が出たいま、あえて第1世代を選ぶ理由としては弱いかな、と感じます。
法令が関わるところですの何とも言えませんが、今後「正確な場所を見つける」機能の範囲拡大の恩恵を受けられるようになる可能性もあります。AirTagは一度購入すると何年も使えます。しばらくして「日本でも恩恵を受けられるようになったよ」ということもあり得るので、買い足しなら第2世代を選んでおけば後悔はないでしょう。