iPhoneを充電できる充電器はたくさん販売されていますが、選択肢が多すぎて「結局どれを買えばいいの?」と迷う方も多いでしょう。一口に充電器といっても様々なタイプがあり、iPhoneの機種によって急速充電の仕様も異なります。
この記事では、iPhoneをお使いの方に向けて、有線/ワイヤレス充電の両方をカバーしながら、「失敗しない充電器の選び方」と「充電器のおすすめ」をご紹介します。お探しの方はぜひチェックしてみてください。
- まず結論!迷ったらこれ
- iPhone充電器の選び方(ポイントは5つ)
- 【有線】iPhone充電器おすすめ
- Apple 20W USB-C電源アダプタ
- Anker 511 Charger (Nano Pro)
- UGREEN Nexode Mini 20W
- Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
- Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- Anker Nano Charger (35W, 巻取り式 USB-Cケーブル)
- Anker Nano Charger (45W)
- UGREEN Nexode 65W
- Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)
- Anker Nano Car Charger (75W, 巻取り式 USB-Cケーブル)
- Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)
- 【ワイヤレス】iPhone充電器おすすめ
- よくある質問
- まとめ
まず結論!迷ったらこれ
定番の純正充電器(有線・ワイヤレス)

Apple 20W USB-C電源アダプタ
純正で迷いたくない人向け。iPhone向けでは定番の純正充電器。→ 詳しく見る
Apple MagSafe充電器
純正のワイヤレス充電器。30W充電器(別売)で最大25Wのワイヤレス充電に対応。→ 詳しく見る
コスパを重視したいあなたに

Anker 511 Charger (Nano Pro)
USB-C単ポートの20W充電器。コンパクトで普段使い向き。→ 詳しく見る
UGREEN Nexode Mini 20W
USB-C単ポートの20W充電器。折りたたみ式電源プラグ採用で持ち運びやすい。→ 詳しく見る
モバイルバッテリーとしても使いたいならこれ

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
充電器 + モバイルバッテリー + USB-Cケーブルが一体の3-in-1。これ1台でiPhoneの充電が完結する。→ 詳しく見る
充電速度を求めるならこれ

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
30W出力対応でコンパクトなのにパワフルな充電器。折りたたみ式電源プラグ採用。→ 詳しく見る
Anker Nano Charger (45W)
iPhone 17シリーズの「20分で最大50%充電」の条件(40W以上)を満たせる45W出力対応の充電器。現行機種含めフルスピードで充電できる。USB-Cケーブル付属。→ 詳しく見る
持ち運びに便利なケーブル内蔵タイプ

Anker Nano Charger (35W, 巻取り式 USB-Cケーブル)
巻き取りUSB-Cケーブル内蔵で便利。USB-Cケーブル + USB-Cポートで同時充電も可能。→ 詳しく見る
iPhoneともう1台を同時に急速充電

UGREEN Nexode 65W
USB-C x 2、USB-A x 1の3ポート構成。65W・3ポート充電器としてはコスパ抜群の充電器。→ 詳しく見る
Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)
USB-C x 2、USB-A x 1の3ポート構成。同クラスの充電器ではトップクラスにコンパクト。→ 詳しく見る
車で充電するならぜひ用意しておきたい

Anker Nano Car Charger (75W, 巻取り式 USB-Cケーブル)
巻き取り式USB-Cケーブル内蔵のUSBカーチャージャー。ケーブルを引っ張って伸ばして、充電が終わればさっと仕舞えるのが超便利。→ 詳しく見る
ベッド脇に欲しいワイヤレス充電スタンド

Anker MagGo Wireless Charger (Stand)
Qi2 15W対応のワイヤレス充電スタンド。Qi2 25W非対応だが充電速度は十分で価格もお手頃。ただしUSB-C充電器は別売(25W以上推奨)。→ 詳しく見る
デスクの上で使いやすい据え置きタイプ

Belkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock with Qi2 25W
Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)
USB-C x 2、USB-A x 2、ACコンセント x 2の多機能充電器。スリムでどこにでも設置できる。→ 詳しく見る
Belkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock with Qi2 25W
iPhoneとApple Watch、AirPodsをまとめて充電できるワイヤレス充電スタンド。Qi2 25WとApple Watch高速充電に対応。→ 詳しく見る
iPhone充電器の選び方(ポイントは5つ)
ここでは充電器選びに迷わないためのポイントを5つに絞って解説します。これらのポイントを押さえておけば、「自分にはどのような充電器が合っているか」がわかります。
1. 出力ワット数の目安
その充電器が対応する「出力ワット数」を見ることで充電性能がわかります。iPhoneの場合、18〜40Wの出力で急速充電できますが、機種によって若干仕様が異なるため以下にまとめました。
- iPhone 17シリーズ
- 40W以上:20分で最大50%充電
- iPhone Air/12〜16シリーズ/SE(第3世代)
- 20W以上:30分で最大50%充電
- iPhone 8〜11シリーズ/X/XS/XR/SE(第2世代)
- 18W以上:30分で最大50%充電
iPhone 17シリーズの場合、最速で充電するなら40W以上の出力に対応する充電器が必要です。ただ、私が確認した限りでは、40W充電時と30W充電時で実測の充電ワット数に大きな違いは見られませんでした。


つまり、最速にこだわらなければ「30W以上の出力に対応する充電器」で十分高速に充電可能です。
2. USBポートの数と合計出力
iPhone1台のみの充電であれば1ポートで足りますが、「iPhoneとiPadを同時に充電したい」なら複数ポート搭載充電器が便利です。
- 1ポート:小さい、軽い、比較的安価なものが多い
- 2ポート:iPhone + もう1台を同時充電できる
- 3ポート以上:一度にたくさんのデバイスを充電できる
ただし、複数ポート同時充電時に「1ポートあたりの出力が下がる」製品が多い点には注意してください。製品ページに記載されている「単ポート時:最大○W」「2ポート時:○W+○W」といった配分をチェックしておきましょう。
3. 充電器の4つのタイプ
充電器には大きく4つのタイプがあり、「どこでどう使うか」で最適解が変わります。
- 壁挿しタイプ(ウォールチャージャー)
- 定番のタイプ。コンセントに直挿しするタイプで、家でも外でも使いやすい。
- 据え置きタイプ
- 電源ケーブル付きの充電器。コンセントから離れた場所に設置できる。複数ポート搭載・高出力な製品が多い。
- ケーブル内蔵タイプ(巻き取り/一体型)
- 充電器本体に充電ケーブルが付いているタイプ。充電ケーブルの持ち運びが不要で便利。
- 充電器一体型モバイルバッテリー
- 充電器とモバイルバッテリーが一体となったタイプ。バッテリー内蔵で大きく重くなりがちだが、コンセントの有無にかかわらず使用できる。
どんな環境でも使いやすいのは「壁挿しタイプ」です。普段使いから持ち運びまで対応でき、守備範囲としてはこのタイプがもっとも広いです。基本は壁挿しタイプを選んでおけば間違いないでしょう。
デスクの上に設置するなら「据え置きタイプ」が便利です。電源ケーブル付きなのでコンセントから離れた場所にも置けますし、複数ポートを搭載し高出力のものが多いので、iPhoneを含めた複数デバイスの充電を1台でカバーできます。
充電器を購入する際は、「どこでどういう使い方をするか」をイメージしておくと失敗しにくくなります。
4. ワイヤレス充電の基本
充電速度を重視するなら有線がベストですが、利便性ではワイヤレスに軍配が上がります。iPhoneの一部機種が「Qi2 25W」に対応したことで、充電速度も有線に迫ってきました。
ただ、ワイヤレス充電規格にはいくつか種類があり、iPhoneの機種によっても事情が異なるためややこしく感じる方もおおいでしょう。そこで機種別・規格別に表にまとめました。
| 機種 | MagSafe/ Qi2 25W (マグネット対応) | MagSafe/ Qi2 15W (マグネット対応) | Qi (マグネット非対応) |
|---|---|---|---|
| iPhone 16〜17 | 最大25W (30分で50%) | 最大15W | 最大7.5W |
| iPhone Air | 最大20W (30分で50%) | 最大15W | 最大7.5W |
| iPhone 12〜15 | 最大15W | 最大15W | 最大7.5W |
| iPhone 8以降 iPhone 16e iPhone SE(第2世代以降) | 最大7.5W (マグネット非対応) | 最大7.5W (マグネット非対応) | 最大7.5W |
iPhone 16〜17向けにワイヤレス充電器を選ぶなら、MagSafe/Qi2 25W対応製品がいいでしょう。最大25Wと高速に充電でき、30分で50%充電と有線並みの速度を実現できます。
iPhone 12〜15のMagSafe/Qi2の上限は15Wです。基本はQi2 15W対応ワイヤレス充電器でOKですが、将来のiPhone買い替えを見越してQi2 25W対応ワイヤレス充電器を選ぶのもありです。
5. サイズ、重量、安全性
サイズや重量、安全性も押さえておきたいポイントです。
持ち運ぶならコンパクトで軽量、折りたたみ式電源プラグの充電器が便利です。一般的にサイズと重量は、搭載ポート数の多さと出力の高さに比例して大きくなります。iPhoneの場合、持ち運ぶなら1〜2ポート、20〜30Wクラスの充電器がいいでしょう。
また、充電器はできるだけ「有名どころのメーカー」の製品を選ぶようにしてください。
- 特に充電器は安全性が重要なアクセサリ
- 多くのユーザーに選ばれている実績があり安心
- 有名メーカーの製品なら各種安全機能が搭載され、責任の所在も明確
国内で販売される充電器には「PSEマーク」の表示が義務付けられていますが、PSEマークがあれば絶対的に安心とは言えません。メーカーの信頼性や保証、サポート体制も含めて選ぶのがおすすめです。
【有線】iPhone充電器おすすめ
まずは有線のおすすめ充電器をご紹介していきましょう。後半でワイヤレスのおすすめをご紹介していますが、以下に当てはまるなら有線がおすすめです。
- 予算を抑えたい
- 持ち運びすることもある
- 充電速度は速いほうがいい
- iPhoneだけでなくその他のデバイスも充電することもある
- ワイヤレス充電時の発熱が気になる
Apple 20W USB-C電源アダプタ

| 製品名 | Apple 20W USB-C電源アダプタ |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| 最大出力 | 20W |
| サイズ | 約57.6 × 42.3 × 27.3 mm(筆者調べ/プラグ込み) |
| 重量 | 約58 g(筆者調べ) |
| 特徴・おすすめ用途 | 純正で揃えたい/持ち運ばず自宅や職場用として |
iPhone向けには定番の純正充電器で、iPadなど一部のApple製品に付属している充電器と同じものです。「やっぱり純正が安心だ」という人はこれを選べば間違いありません。
ただし、電源プラグを折りたためる構造ではないので持ち運びしにくい面もあります。基本的には自宅や職場用に置いておく使い方が向いているでしょう。
おすすめポイント
- 信頼性の高いApple純正充電器
- 最大20Wの十分な出力
- 入手性が高い(Apple公式・Amazon・コンビニ・家電量販店など)
気をつけたい点
- 20Wクラスの他の充電器と比較するとやや大きめ
- 電源プラグを折りたためない
- 1ポートのみ
Anker 511 Charger (Nano Pro)

| 製品名 | Anker 511 Charger (Nano Pro) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| 最大出力 | 20W |
| サイズ | 約30 × 30 × 30 mm(プラグ除く) |
| 重量 | 約34 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 価格重視/コンパクト/普段使いから持ち運びまで |
とにかく小さくて軽い20Wクラスの定番です。電源プラグは折りたためませんが、それを差し引いてもコンパクトで軽量。持ち運びにも対応できます。またお手頃な価格であることもポイントです。
おすすめポイント
- コンパクト・軽量で持ち運びしやすい
- 最大20Wの十分な出力
- お手頃な価格
気をつけたい点
- 電源プラグを折りたためない
- 1ポートのみ
UGREEN Nexode Mini 20W

| 製品名 | UGREEN Nexode Mini 20W |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C×1 |
| 最大出力 | 20W |
| サイズ | 約36 × 31.8 × 31.8 mm |
| 重量 | 約40 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 価格重視/コンパクト/普段使いから持ち運びまで |
UGREEN(ユーグリーン)の20W充電器です。コンパクト・軽量で、普段使いから持ち運びまで幅広く活用できます。電源プラグが折りたたみ式なので、持ち運び時に他のものを傷つけてしまう心配もありません。
充電性能や機能に対して価格が安くコスパは良好。20Wクラスで電源プラグを折りたためるものがいいならこれがおすすめです。
おすすめポイント
- コンパクト・軽量で持ち運びしやすい
- 折りたたみ式電源プラグ
- 最大20Wの十分な出力
- お手頃な価格
気をつけたい点
- 1ポートのみ
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)

| 製品名 | Anker 511 Charger (Nano 3, 30W) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| 最大出力 | 30W |
| サイズ | 約36 × 29 × 29 mm |
| 重量 | 約40 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 30Wクラスの定番/コンパクト/普段使いから持ち運びまで |
iPhone 17シリーズを高速に充電するなら、30W以上の充電器がおすすめです。40W以上ならさらに高速に充電可能ですが、実用上は30Wでも40Wでも大きな差はありません。
iPhone 16シリーズ以前の場合は20Wあれば急速充電可能ですが、将来性や汎用性を考えると30Wクラスを選んでおいても損はありません。iPadなど他のデバイスの充電にも使えますし、より高出力の充電器でのほうが発熱を抑えられるメリットもあります。
おすすめポイント
- コンパクト・軽量で持ち運びしやすい
- 折りたたみ式電源プラグ
- 余裕のある最大30W出力
気をつけたい点
- 価格帯が上がる
- 1ポートのみ
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)

| 製品名 | Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) |
|---|---|
| バッテリー容量 | 10,000 mAh |
| ポート構成 | USB-C × 1 内蔵USB-Cケーブル × 1 |
| 最大出力 | 最大30W(単ポート) |
| サイズ | 約108 × 51 × 31 mm |
| 重量 | 約250 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 旅行・出張/充電器+バッテリーを1つに |
コンセントのある環境では充電器として、ない環境ではモバイルバッテリーとして使える便利な製品。さらにストラップ型のUSB-Cケーブルを内蔵するため、これ1台でiPhoneの充電が完結します。
注意点としては、充電器寄りの使い方が多い方だと大きめのサイズと重量が気になる可能性があることです。充電器としてもモバイルバッテリーとしても本格的に使いたい方におすすめです。
おすすめポイント
- 充電器 + モバイルバッテリー + 内蔵USB-Cケーブルの3-in-1
- iPhoneを約1.5〜2回フル充電できる10,000mAhバッテリー
- コンセントの有無にかかわらずこれ1台で充電が完結
- 余裕のある最大30W出力
気をつけたい点
- 価格帯が上がる
- 2ポート同時使用時に出力が下がる(合計最大18W)
Anker Nano Charger (35W, 巻取り式 USB-Cケーブル)

| 製品名 | Anker Nano Charger (35W, 巻取り式 USB-Cケーブル) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 巻取り式USB-Cケーブル × 1 |
| 最大出力 | 最大35W |
| サイズ | 約61 × 48 × 30 mm |
| 重量 | 約110 g |
| 特徴・おすすめ用途 | ケーブル内蔵で外出先・旅行先の充電に |
本体に長さ最大70cmのUSB-Cケーブルを内蔵する充電器です。充電ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、使用時にさっと引き出して使い終わればさっと仕舞えます。掃除機の電源コードのように長さ調節も可能です。
充電性能はiPhoneにとっては十分で、最大35W出力に対応します。内蔵USB-Cケーブルとは別にUSB-Cポートも搭載されているため、2台同時の充電にも対応できます。
おすすめポイント
- 巻き取り式USB-Cケーブルを内蔵(約70cm)
- 充電ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、主に出先での充電に便利
- 余裕のある最大35W出力
気をつけたい点
- USB-Cケーブルを内蔵する分、同クラスの充電器と比較するとやや大きめ
- 内蔵USB-Cケーブルの交換はできない(断線などのリスク)
Anker Nano Charger (45W)

| 製品名 | Anker Nano Charger (45W) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| 最大出力 | 45W |
| サイズ | 約37 × 33 × 32 mm |
| 重量 | 約60 g |
| 特徴・おすすめ用途 | iPhone 17シリーズを最速で充電したい/コンパクトでパワフル |
iPhone 17シリーズを最速で充電するには40W以上の出力が必要です。本製品はその条件を満たすため、iPhone 17を20分で最大50%充電可能です。実機を使用して確かめたところ、20分の充電で9% → 58%と49%バッテリー残量が増加しました。
高い充電性能に加え、45W出力とは思えないほどのコンパクトさ・軽さも魅力です。パワフルさとコンパクトさを両立した完成度の高い充電器。特にiPhone 17シリーズをお使いの方におすすめです。
おすすめポイント
- iPhone 17シリーズを最速充電できる(40W以上をクリア)
- 余裕のある最大45W出力
- 45Wクラスではトップクラスのコンパクトさと軽さ
- USB-Cケーブル付属
気をつけたい点
- iPhone 16シリーズ以前だとオーバースペック気味
- 1ポートのみ
UGREEN Nexode 65W

| 製品名 | UGREEN Nexode 65W |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 2 USB-A × 1 |
| 最大出力 | 65W |
| サイズ | 約66 × 40 × 31 mm |
| 重量 | 約115 g |
| 特報・おすすめ用途 | 複数デバイスを同時に急速充電/ノートPCの充電もカバー |
2つのUSB-Cと1つのUSB-Aの3ポート構成で、iPhone + iPadなどの2台以上の運用に向く65Wクラスの充電器です。2ポート同時使用時は45W + 20Wに振り分けられます。iPhoneともう1台同時に急速充電するなら、65Wクラスがぴったりです。
コンパクト・軽量で持ち運びしやすく、65W・3ポート構成の充電器としては価格が安くコスパが良いこともポイントです。iPhone1台の充電だけならオーバースペックですが、iPadとの同時充電や13インチ前後のノートPCの充電もカバーしたいならこれです。
おすすめポイント
- iPhone 17シリーズを最速充電できる(40W以上をクリア)
- 余裕のある最大65W出力
- ノートPCの充電や複数デバイスの同時充電もカバーできる
- コンパクト・軽量で持ち運びやすい
- 65W・3ポート構成の充電器としては価格が安い
気をつけたい点
- iPhone1台のみの充電にはオーバースペック
Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)

| 製品名 | Anker Nano Charger (70W, 3 Ports) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 2 USB-A × 1 |
| 最大出力 | 70W |
| サイズ | 53 × 43 × 32 mm |
| 重量 | 約120 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 超コンパクト/複数デバイスを同時に急速充電/ノートPCの充電もカバー |
最大70Wの出力に対応し合計3ポートを搭載しながら、トップクラスのコンパクトさを実現した充電器です。あまりのコンパクトさに「70W・3ポートでこれ?」と初見時は驚きました。
単ポートで最大70W出力、2ポート同時使用時は45W + 22.5Wまたは60W + 5Wに振り分けられます。iPhone 17シリーズをフルスピードで充電でき、さらにもう1台のスマホやタブレットを急速充電できる充電性能を備えます。
価格帯は上がってしまいますが、コンパクトかつパワフルな充電器をお探しならこれがハマります。iPhoneの充電以外にも幅広く活用したい方におすすめです。
おすすめポイント
- iPhone 17シリーズを最速充電できる(40W以上をクリア)
- 余裕のある最大70W出力
- ノートPCの充電や複数デバイスの同時充電もカバーできる
- 超コンパクト・超軽量で持ち運びやすい
気をつけたい点
- iPhone1台のみの充電にはオーバースペック
- 価格が高い
Anker Nano Car Charger (75W, 巻取り式 USB-Cケーブル)

| 製品名 | Anker Nano Car Charger (75W, 巻取り式 USB-Cケーブル) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 巻取り式USB-Cケーブル × 1 |
| 最大出力 | 合計75W(ケーブル45W + USB-C30W) |
| サイズ | 約100 × 50 × 29 mm |
| 重量 | 約77 g |
| 特徴・おすすめ用途 | USBカーチャージャー/巻き取り式で車内スッキリ/iPhone+もう1台を急速充電 |
車載のシガーソケットでiPhoneを充電できるUSBカーチャージャーです。ポイントは「巻き取り式USB-Cケーブル」を内蔵すること。本製品で抜き挿しの手間や収納などの充電ケーブルの悩みが解消されます。
私が乗っている車種の場合、シガーソケットが助手席側の足元にあります。運転席からは見えない位置にあるのですが、これなら手探りで充電ケーブルを引き出せます。収納も簡単で、軽く引くだけで掃除機の電源コードのように自動で巻き取られます。
巻き取り式USB-Cケーブルが最大45W出力に対応し、それとは別にあるUSB-Cポートは最大30Wに対応します。iPhone 17シリーズをフルスピードで充電しながら、もう1台のスマホを急速充電できます。
おすすめポイント
- USBカーチャージャー × 巻き取り式が相性◎
- iPhone 17シリーズを最速充電できる(40W以上をクリア)
- 余裕のある合計最大75W出力(45W + 30W)
気をつけたい点
- 巻き取り式ケーブルの長さは約70cm、シガーソケットの位置を要確認
- iPhone1台のみの充電にはオーバースペック
Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)

| 製品名 | Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 2 USB-A × 2 ACコンセント × 2 |
| 最大出力 | 単ポート使用時:67W 2ポート使用時:45W + 20W |
| サイズ | 約100 × 93 × 19 mm |
| 重量 | 約298 g |
| 特徴・おすすめ用途 | デスク据え置き/電源タップとして/持ち運びも可能 |
コンセントから離れたデスクや家具の上に置くなら、電源ケーブル付きの据え置きタイプの充電器が便利です。本製品は最大67W出力のUSB-Cポートを含む合計4ポート構成で、さらには2口のACコンセントも搭載、電源タップとしても使える便利アイテムです。
これ1台でiPhoneやキーボード、マウス、ヘッドホンなどのデスク周りの機器の充電をカバーでき、コンセント不足まで解消できます。単ポート最大67W出力、2ポート最大45W + 20WとiPhoneにとっては十分な充電性能を備えます。
充電器本体はコンパクトでスリムなのでデスクの上でも邪魔にならないですし、旅行や出張のお供に持ち出せば、iPhoneやiPad、モバイルバッテリーの充電を一手に引き受けてくれます。
おすすめポイント
- コンセントから離れた場所にも設置できる据え置きタイプ
- iPhone 17シリーズを最速充電できる(40W以上をクリア)
- 余裕のある合計最大65W出力(45W + 20W)
- 2口のACコンセント付きで電源タップとしても活躍
- コンパクト・スリムで旅行や出張のお供にも最適
気をつけたい点
- iPhone1台のみの充電にはオーバースペック
【ワイヤレス】iPhone充電器おすすめ
ワイヤレス充電器の最大のメリットは、iPhoneをくっつけるだけで充電できる利便性にあります。特にデスクや寝室など、固定場所で充電するにはぴったりです。特に以下のような方におすすめです。
- 最速充電にこだわらない
- 充電ケーブルの抜き挿しが手間に感じる
- スタンドとしても使いたい
Apple MagSafe充電器(Qi2 25W)

| 製品名 | Apple MagSafe充電器 |
|---|---|
| ワイヤレス充電規格 | MagSafe/Qi2 25W/Qi |
| 最大出力 | 最大25W(30W充電器併用時) |
| サイズ | 約55 × 55 x 4 mm(筆者調べ) |
| 重量 | 約47 g(筆者調べ) |
| おすすめ用途 | 純正で迷いたくない |
「MagSafe充電器」は唯一の純正充電器として用意されているワイヤレス充電器です。iPhone 17シリーズと一緒に発売された現行モデルは3世代目。最大25WのMagSafeに加えてQi2 25Wにも対応しました。
別売の30W以上の充電器と組み合わせると、iPhone 16〜17シリーズ/iPhone Airを約30分で50%まで充電可能です。20W充電器と組み合わせると、iPhone 12シリーズ以降で最大15Wのワイヤレス充電ができます。「純正がいい」ということなら本製品一択です。
おすすめポイント
- iPhoneにマグネットでくっつけてワイヤレス充電
- 最大25Wと高速なワイヤレス充電(30W充電器併用時)
- 唯一の純正ワイヤレス充電器
気をつけたい点
- 価格が高い
- 別途USB-C充電器が必要
TORRAS Ostand PolarCircle Qi2 25W

| 製品名 | TORRAS Ostand PolarCircle Qi2 25W |
|---|---|
| ワイヤレス充電規格 | Qi2 25W/Qi |
| 最大出力 | 最大25W(45W以上充電器推奨) |
| サイズ | 約60 × 60 × 25 mm |
| 重量 | 約95 g(本体のみ/筆者調べ) |
| 特徴・おすすめ用途 | 冷却ファン・ペルチェ素子搭載/発熱が気になる人に/USB-C充電器付属 |
冷却ファンとペルチェ素子による冷却機能を搭載したQi2 25Wワイヤレス充電器です。冷却効果は絶大で、充電開始10秒で約10℃温度を下げてくれます。冷却により充電速度アップにも期待できます。
冷却機構が内蔵されている分やや厚めですが、持ち運びには困らないレベルですし、360°回転し縦置きも可能なリングスタンドも便利です。USB-C充電器を付属するため、別途用意する必要もありません。
おすすめポイント
- iPhoneにマグネットでくっつけてワイヤレス充電
- 最大25Wと高速なワイヤレス充電(45W充電器併用時)
- 冷却ファンとペルチェ素子による強力な冷却機能
- バッテリー劣化の軽減や充電速度アップに期待できる
- 360°回転するリングスタンド(横置き・縦置き対応)
- 45WのUSB-C充電器が付属
気をつけたい点
- 価格が高い
- 冷却機構がある分やや厚め
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)

| 製品名 | Anker MagGo Wireless Charger (Stand) |
|---|---|
| ワイヤレス充電規格 | Qi2 15W/Qi |
| 最大出力 | 最大15W(25W以上充電器推奨) |
| サイズ | 約152 × 90 × 90 mm |
| 重量 | 約250 g(本体のみ) |
| 特徴・おすすめ用途 | デザイン◯/就寝時の充電に |
ベッド脇にぴったりなワイヤレス充電スタンドです。シンプルなデザインでどのようなインテリアにもマッチしてくれます。充電パッドは角度調節・360°回転し、単にスマホスタンドとしても優秀です。
充電速度はQi2 25Wには及びませんが、Qi2 15Wでも十分高速です。就寝時の充電など日常使いには困りません。Qi2 25W対応充電器はどうしても価格帯が上がってしまうので、「1台目として手頃なものを試したい」という方にも良いでしょう。
おすすめポイント
- iPhoneにマグネットでくっつけてワイヤレス充電
- 最大15Wワイヤレス充電(25W以上充電器併用時)
- 角度調節・360°回転が可能な充電パッド
- ワイヤレス充電スタンドとしてお手頃な価格
気をつけたい点
- Qi2 25W非対応
- 別途USB-C充電器が必要(25W以上推奨)
Belkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock with Qi2 25W

| 製品名 | Belkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock with Qi2 25W |
|---|---|
| ワイヤレス充電規格 | Qi2 25W/Qi Apple Watch磁気高速充電 |
| 最大出力 | 最大25W(45W以上充電器推奨) |
| サイズ | 約117 × 103 × 86 mm |
| 重量 | 約643 g |
| 特徴・おすすめ用途 | 3台まとめて充電/冷却ファン内蔵/発熱が気になる方に/省スペースに設置 |
iPhoneに加えてApple Watch、AirPodsの計3台をまとめて充電できる3-in-1ワイヤレス充電スタンドです。Qi2 25W、Apple Watch磁気高速充電に対応し、スペックとしては現時点で最強と言っていいでしょう。
Qi2 25W充電パッド部分には冷却ファンが内蔵されており、発熱が気になる方にもおすすめです。コンパクトにまとまっているため、省スペース化を図りたい方にもぴったりです。価格は高いですが、価格に見合った充電性能と機能、デザイン性を兼ね備えた1台です。
おすすめポイント
- iPhoneにマグネットでくっつけてワイヤレス充電
- 最大25Wワイヤレス充電(45W以上充電器併用時)
- Apple Watch磁気高速充電に対応
- 冷却ファンを内蔵し、角度調節可能なQi2 25W充電パッド
- ミニマルなデザイン、省スペース
- 45WのUSB-C充電器が付属
気をつけたい点
- 価格が高い
よくある質問
- iPhoneに充電器は付属しない?
-
iPhone 12シリーズ以降、付属するのは充電ケーブルのみで充電器は付属しません。すでにUSB-C充電器をお持ちなら、それをiPhoneの充電に使用できますが、ない場合は別途用意する必要があります。
- 充電器は純正じゃなくても大丈夫?
-
純正でなくても大丈夫です。Appleも「MacのUSB-C電源アダプタや、各国の規制・安全基準に準拠したサードパーティ製アダプタを使える」と案内しています。
ただし、先に書いたように多くのユーザーから選ばれている信頼性の高いメーカーの充電器を選んでください。無名メーカーが危険というわけではありませんが、電源周りのアクセサリである充電器では、特に信頼性・安全性が大事です。
- 過去にiPhoneに付属していた充電器は使える?
-
過去に付属していた「Apple 5W USB電源アダプタ」を使用することも可能ですが、充電速度があまりに遅いため実用的ではありません。
Apple 5W USB電源アダプタ 特に急速充電に対応するiPhone 8以降には向かないので、ぜひこの機会に買い替えをおすすめします。
- 有線とワイヤレスどっちがいい?
-
有線とワイヤレスそれぞれにメリット・デメリットがあります。自宅ではワイヤレス、職場や外出先では有線といった利用シーンに応じての使い分けが便利です。
- 有線:充電速度が速い/コスパがいい/発熱が気になりにくい
- ワイヤレス:くっつけるだけでラク/デスクや寝室などの定位置充電に便利
「1台目の充電器」として考えると、充電速度が速く初期コストを安く抑えられる有線がおすすめです。ワイヤレスは2台目以降で検討してみるといいでしょう。
- 充電ケーブルはどんなものを使えばいい?
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お使いのiPhoneのコネクタの形状に合うものを選んでください。
- iPhone 15シリーズ以降:USB-C to Cケーブル
- iPhone 14シリーズ以前:USB-C to Lightningケーブル
充電に使用するUSB-Cケーブルは純正でもサードパーティ製でも構いません(LightningはMFi認証製品が安心)。私がよく使っているおすすめをご紹介しておきます。
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- 出力ワット数の高い充電器をiPhoneで使用しても大丈夫?
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大丈夫です。iPhoneの急速充電に採用されている規格「USB PD」は、充電デバイスが求める分だけ電力が供給される仕組みです。
信頼性の高いメーカー製かつUSB PDに準拠であれば、100Wや140W出力に対応する充電器をiPhoneに使用しても問題ありません。
- 充電が遅い原因は?
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原因になり得るのはこのあたりです。
- 充電器の出力が低い(5Wなど)、USB-A充電器を使用している
- 複数ポート搭載充電器で、同時充電により出力が分散している
- 充電ケーブルの劣化、断線など
- ワイヤレス充電の位置ズレやケースの厚み
- 高温・低温状態で制御がかかっている
- バッテリー残量が80%以上でトリクル充電に切り替わっている
- 充電器の発熱が気になる場合は?
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特にコンパクトな充電器は発熱が気になることがありますが、iPhoneがある程度充電されると充電器の出力が下がっていき、同時に発熱も収まってきます。
それでも発熱が気になる場合は、以下のような対策が有効です。
- 出力に余裕のある充電器を選ぶ(iPhoneの場合は40〜60W程度)
- 純正充電器を選ぶ(サイズが大きい分、放熱性に長ける)
- 充電環境を見直す(通気性の良い環境で充電する/日が差すところで充電しない)
まとめ
iPhoneの充電器選びで迷ったら、まず有線の20〜30Wクラスを選べば失敗はないでしょう。コンパクト・軽量で持ち運びにも対応でき、価格もお手頃なものが多いので最初の1台としてはぴったりな選択です。
充電速度にこだわるなら、iPhone 17シリーズは40W以上(20分で最大50%)、iPhone 16シリーズ以前は20W以上(30分で最大50%)でOK。充電を急ぐ場面が多いなら、短時間でサクッと充電できる高出力な充電器が便利です。
iPhoneのほかに別のスマホやiPadなどを同時充電したいなら、65W以上の複数ポート搭載充電器がいいでしょう。USB-Aポートを搭載するものも多く、iPhoneを含めてさまざまなデバイスの充電に対応できます。
ワイヤレスのメリットは、iPhoneをくっつけるだけで充電できてとにかくラクなこと。デスクや寝室など定位置での充電は有線よりも便利です。充電ケーブル不要なので見た目もすっきりです。充電速度は有線に劣りますが、iPhone 16〜17シリーズ/iPhone AirとMagSafe/Qi2 25Wワイヤレス充電器の組み合わせなら、約30分で50%と充電速度は有線に迫ります。利便性を重視するならワイヤレスがベストです。
