「Apple Trade In」は、不要になったApple製品を下取りに出すことで、新しい製品の購入代金に充てられるApple公式の下取りプログラムです。
「実際にどんな流れになるのか、よく分からない」という方も多いかと思います。今回の記事では、Apple Trade Inを実際に利用した経験をもとに、申し込みから準備、集荷、割引までの全体の流れを解説します。
後半では、利用前に知っておきたい注意点やキャンセルについてもまとめました。これから使う方の参考になれば幸いです。
Apple Trade Inとは?
Apple Trade Inとは、Appleが提供する公式の下取りプログラムのことです。買い換えなどで不要になったiPhone、Apple Watch、iPad、Macを下取りに出すことで、新しいApple製品の購入代金に充てられます。

新しいiPhoneやiPadへ買い換える際に利用すれば、実質負担額を抑えて購入できます。買い換えなしで単独利用することもでき、その場合は下取り額分をApple Gift Cardで受け取る流れです。
なお、Apple Trade Inの案内はAppleから届きますが、集荷手配やデバイスの査定はAppleの下取りパートナー会社が行っています。Apple公式ページに記載されている現行のパートナー会社は、Likewize Japan(ライクワイズ)、Alchemy Telco Solutions Japan(アルケミー)、ファーイーストセルラー合同会社の3社があるようです。
下取り価格の確認方法と目安
下取り額は、デバイスの種類・状態・製造年・モデル・最初に販売された国や地域によって変わります。申し込み時に表示されるのは、あくまで「概算」です。到着後の検査結果が申告内容と一致して、はじめて金額が確定します。
カテゴリごとの上限額の目安は、次のとおりです(2026年6月時点・Apple公式で確認できた範囲)。下取り額は変動するので、最終的な金額は購入する製品ページやパートナー会社のサイトで確認してください。
| カテゴリ | モデル | 下取り上限額の目安 |
|---|---|---|
| スマートフォン | iPhone 16 Pro Max | 最大129,000円 |
| スマートフォン | iPhone 16 Pro | 最大116,000円 |
| スマートフォン | iPhone 16 | 最大87,000円 |
| スマートフォン | iPhone 16 Plus | 最大83,000円 |
| タブレット | iPad Pro | 最大114,000円 |
| タブレット | iPad Air | 最大86,000円 |
| タブレット | iPad mini | 最大50,000円 |
| タブレット | iPad | 最大47,000円 |
| コンピュータ | MacBook Pro | 最大111,000円 |
| コンピュータ | MacBook Air | 最大74,000円 |
| コンピュータ | Mac mini | 最大56,000円 |
| コンピュータ | iMac | 最大52,000円 |
| 時計 | Apple Watch Ultra 2 | 最大45,000円 |
| 時計 | Apple Watch Ultra | 最大32,000円 |
| 時計 | Apple Watch Series 10 | 最大26,000円 |
| 時計 | Apple Watch Series 9 | 最大19,000円 |
※2026年6月時点・税込・概算。Mac StudioやMac Pro、Apple Watch Series 8以前なども対象カテゴリですが、個別の上限額は変動するため購入時に確認してください。
申し込みから集荷、割引までの流れ
実際にMacBookを買い換える際にApple Trade Inを利用してみたので、その内容と流れをご紹介していきましょう。
買い換え時にどの製品を下取りに出せるかは、購入する製品ページの下取り画面で確認できます。もし購入する製品とは別カテゴリの製品を下取りに出したい場合は、買い換えとひも付けず、Apple Trade Inを単独で利用する方法があります。
今回は買い換え時の利用ですが、単独での利用でも基本的な流れは同じです。
1. 下取りの申し込み(10月29日)
Apple Trade Inへの申し込みは、製品購入画面(カラーやストレージなどを選択する画面)から行えます。

- 下取りに出したいデバイスのシリアル番号を入力
- モデル・製造年・構成などを選択
- 状態に関する質問に「はい」「いいえ」で回答
- 下取り額(暫定)を確認
- 新しい製品の注文を完了させる
確認内容はデバイスによって異なります。
確認内容はデバイスによって異なります。
注文後に届く「ご注文ありがとうございます」メールにApple Trade Inの申し込み内容が記載されているので、改めて確認しておきましょう。

メールに「Eメールが届きます」とあるように、次の案内メールが来るのを待ちます。
2. 本人確認と集荷の予約(10月31日〜11月6日)
注文を完了してから2日後の10月31日に「下取りの手続きのために少し情報が必要です」という題名で案内メールが届きました。

メール内容を要約すると以下のとおりです。
- 14日以内に本人確認、集荷を予約してください
- 準備としてデバイスの「探す」をオフにして初期化してください
- 下取り額は14日間有効で、プロセス全体で最大2〜3週間かかります
14日以内とあり、急ぐ必要もなかったので、私が本人確認に進んだのは11月6日です。メール内のリンクをタップしてAppleアカウントにサインインすると、オンラインで本人確認をするページに移動します。利用する本人確認サービスや画面は時期によって変わる可能性があるので、案内に従って進めてください。

中古品を買い取るときは、盗品の流通防止のために本人確認が義務づけられています。少々面倒な手続きですが、これは仕方ありません。本人確認書類と顔写真を撮影し、氏名住所を入力して本人確認を済ませます。
案内に従って進めていくと、集荷する日時を選択する画面が出てきます。

今回は最短の「11月11日」「午前8-午後12」を選択しました。
3. 下取り前の準備(バックアップや初期化)
集荷までに下取りに出すデバイスを準備しておきます。「下取りの手続きのために少し情報が必要です」メールにも書かれていますが、以下の作業を進めておきましょう。
- 「探す」をオフにする
- 必要であればバックアップを取る
- すべてのコンテンツと設定を消去する
- 携帯電話通信プランを削除(Apple Watchのセルラーモデル)
- SIMカードを取り外す
「すべてのコンテンツと設定を消去」を行うと、データが消えると同時に「探す」とアクティベーションロックもオフになります。バックアップだけでは下取りの準備は終わらないので、消去まで済ませておきましょう。
準備の中身は、下取りに出す製品によって少し変わります。自分の製品に合わせて確認してください。
| 製品 | 主な準備 |
|---|---|
| iPhone・iPad | バックアップとデータ移行、サインアウト、すべてのコンテンツと設定を消去、物理SIMの取り外しとeSIMの移行、(ペアリング中なら)Apple Watchのペアリング解除 |
| Mac | バックアップ、対応機種は「すべてのコンテンツと設定を消去」、または各サービスのサインアウト・消去・macOS再インストール |
| Apple Watch | iPhoneのWatchアプリからペアリング解除、(セルラーは)通信プラン削除、Apple Accountパスワードでアクティベーションロックを解除 |
| Android | バックアップ、各アカウントからサインアウト、データ消去、SIM・メモリカード・ケース・保護フィルムの取り外し |
具体的な方法については、以下のAppleサポートページを参考にしてください。
- iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
- Apple Watch を売却、譲渡、下取りに出す前や第三者から Apple Watch を購入する前にやっておくべきこと
- Macを売却、譲渡、下取り、リサイクルする前にやっておくべきこと
なお、未完了の修理があると下取りできない場合があります。修理に出している製品は、先に完了させておきましょう。
4. 集荷(11月11日)
集荷時には配送業者さんが下取りキットを持ってきてくれます。MacBookならMacBook本体、iPhoneならiPhone本体を裸で手渡しするだけでOK。充電器やケーブルなどの付属品や箱は必要ありません。
自宅まで集荷に来てくれて、裸のまま配送業者さんに渡すだけなので楽チンです。Apple Trade Inを実際に使ってみて、「とにかく楽で手間がかからない」ことが大きなメリットだと感じます。
5. 返金処理(11月14日)
集荷から3日後の11月14日に、「お客様への返金を処理中です」という題名で以下のメールが届きました。

返金は購入時の支払い方法に対して行われます。私はクレジットカードで支払ったので、そのカードに下取り額分が返金されました。
購入した製品は、発送された時点で代金が請求されます。クレジットカードの締め日と下取り手続きのタイミングによっては、いったん全額が請求され、次回の請求額と相殺されることもあります。
私の場合は締め日をまたがなかったので同じ請求内で返金されましたが、タイミングによってはいったん全額が請求される可能性があること点は、頭に入れておいたほうがよさそうです。
なお、査定の結果、申し込み時に表示された「おおよその下取り額」を下回った場合、変更後の下取り額を承諾してそのまま下取りに出すか、あるいはキャンセルするかを確認するメールが届きます。下取り額に満足できなければ、この時点でキャンセルすることも可能です。
注意点・キャンセルについて
Apple Trade Inを利用するにあたって、注意点やキャンセルについてなど知っておきたいことをまとめました。
買い換えか単独かで下取り額が変わることがある
Apple Trade Inは買い換え時の利用が主ですが、単独で利用することもできます(Apple Trade Inページから単独利用可能)。
注意したいのは、買い換えか単独かで下取り額が異なる場合があること。私が確認した限りでは、買い換え時の利用のほうが高く設定されていることが多いようです。製品によっては下取り額が変わらないケースもありました。単独で利用する場合は、事前に両方の下取り額を確認しておくといいでしょう。
購入する製品と別カテゴリの製品を下取りに出したいときも、買い換えとひも付けず単独利用にします。受け取り方や期限も違うので、3つの利用形態を整理しておきましょう。
| 項目 | 買い換え利用(オンライン) | 単独利用 | Apple Store持ち込み |
|---|---|---|---|
| 新製品の購入 | 必要 | 不要 | 購入時・単独どちらも可 |
| 受け取り方 | 購入価格から割引(超過分はApple Gift Card) | Apple Gift Cardをメールで受け取り | 購入価格から割引、またはApple Gift Card |
| 期限 | 新製品の受け取りから14日以内に到着 | 申し込みから24日(見積もりの有効期限) | 店頭で評価(条件は店舗で確認) |
| 査定 | 到着後に検査 | 到着後に検査 | その場でスタッフが評価 |
下取り手続きはできるだけ早めに済ませる
新しい製品を受け取ってから14日以内に、下取りに出す製品がAppleの下取りパートナー会社に届く必要があります。ここで大事なのは「発送」ではなく「到着」が14日以内という点です。
本人確認や集荷予約で時間を使うため、手続きはできるだけ早めに済ませておきましょう。下取り額を受け取るには、14日以内にパートナー会社へ届くように集荷日を逆算してください。
なお、買い換えなしの単独利用では期限の起点が変わり、申し込みから24日が見積もりの有効期限です。期限を過ぎると価格が変わることがあるので、こちらも早めに送りましょう。
集荷先と本人確認書類の住所を一致させる
集荷先と本人確認書類に記載の住所は一致させる必要があります。これは古物営業法に基づく決まりで、Apple Trade Inに限ったことではありません。
- 本人確認書類と現住所が一致していない
- 下取りに出したい製品を別住所に置いている
このような場合は、まず申込住所と本人確認書類の現住所をそろえるのが基本です。Apple Storeへの持ち込みなら対面で相談しながら進められる場合があります。ただし、店舗によっては下取りサービスを利用できないことがあり、店頭とオンラインで条件が異なる場合もあります。
混雑時には長時間待つこともあるので、店頭で進めたい場合は、Apple Storeの受付可否や必要書類を事前に確認しておくと安心です。
Apple Storeではスペシャリストがその場でデバイスを評価します。オンライン見積もりと状態が異なる場合、店頭で提示される下取り額が変わることもあります。
付属品は取っておいたほうが得
集荷のところでも触れたように、Apple Trade Inで下取りに出すのは「デバイス本体」のみ。箱や充電器、ケーブル、Apple Watchバンドなどの付属品を一緒に渡しても、下取り額がアップすることはなく、ただ回収されるだけです。しかもキャンセルしても、送った付属品は返ってきません。
今回私が下取りに出した16インチMacBook Proには、Apple 140W USB-C電源アダプタとUSB-C – MagSafe 3ケーブルが付属しています。これらは単体で購入すると結構なお値段です。取っておけば予備として使えるので、付属品は下取りに出さずに手元に残しておくのがおすすめです。
見積額を下回った場合はキャンセル可能
申し込み当初に表示される下取り額は、あくまでも「見積額」です。Apple下取りパートナー会社が確認した結果、状態によっては下取り額が減額されることもあります。
下取り額が減額された場合、Appleから「下取り額が変更されました」という旨のメールが届き、「変更された下取り額を受け入れる」か「キャンセルして返却してもらう」かを選択できます。

変更後の額を承諾すれば、下取りはそのまま続くわけです。受け取り方は支払い方法しだいで、一括払いなら変更後の金額が返金され、分割払いなら差額が請求されます。拒否すればキャンセルされてデバイスが返却され、この時点でキャンセルしても返送料はかかりません。
下取り額が当初の見積額どおり、または見積額を上回った場合は、下取りはそのまま返金処理へ進みます。見積額を上回った場合は自動的に増額され、購入金額を超えた分はApple Gift Cardで還元される仕組みです。
デバイスを発送済みの場合は、下取りのキャンセルはできません。ただし、デバイスの検査後に、新しい下取り額として最初に知らされていた額よりも低いものが通知された場合は、これを拒否することができます。
見積額どおりまたは見積額を上回った場合は「キャンセルできない」旨が案内されているのでご注意ください。
返品した場合の注意点
Apple Trade Inを利用して購入した製品を返品する場合、下取りが完了しているかどうかで扱いが変わります。
- 下取りプロセスが完了する前:購入した製品の返品と同時に下取りもキャンセルされ、下取りに出したデバイスも返却される
- 下取りプロセスが完了した後:所有権がパートナー会社へ移ったあとなので、下取りに出したデバイスは戻ってこない可能性が高い
下取り完了前の返品は、Apple公式が「下取りも自動キャンセルされ、デバイスが返却される」と明記しています。問題は完了後です。Apple Gift Cardの支払いが済んだ時点で所有権がパートナー会社へ移るため、下取りに出したデバイスの返却は期待しにくくなります。返品する可能性があるなら、14日の期限内で下取りに出すタイミングを少し遅らせておくと安心です。
よくある質問
買い換えなしでもApple Trade Inは使える?
使えます。新しい製品を買わずに単独で申し込むと、下取り額分をApple Gift Cardのコードとしてメールで受け取れます。全体で1〜2週間ほどが目安です。
下取り価格はどこで確認できる?
申し込み画面に表示される概算のほか、シリアル番号・IMEI・モデル番号を入力すると、より正確な額がわかります。最終的な金額は変動するので、購入する製品ページで確認してください。
下取り品は何日以内に送ればいい?
買い換え利用なら、新しい製品を受け取ってから14日以内にパートナー会社へ到着する必要があります。発送ではなく到着が基準です。単独利用は申し込みから24日が見積もりの有効期限になります。
本人確認が通らないときは?
18歳以上・日本在住で、現住所が記載された有効な本人確認書類が必要です。集荷先と書類の住所は一致させます。住所が合わないときは、まず申込情報と本人確認書類をそろえ、店頭で進めたい場合はApple Storeの受付可否や条件を確認してください。
「探す」をオフにできないときは?
設定からApple Accountでサインインし、「探す」をオフにします。手元にないときは、iCloud経由でのオフも可能です。「すべてのコンテンツと設定を消去」を行うと、探すとアクティベーションロックも一緒にオフになります。
下取り額が減額されたら返送料はかかる?
かかりません。減額の通知が来たら、変更後の額を承諾するか、キャンセルして返却してもらうかを選べます。拒否して返却してもらう場合も、返送料は無料です。
Apple Gift Cardやクレジットが届かないときは?
まず迷惑メールや送信元アドレスを確認してみてください。それでも届かない場合は、買い換え利用ならAppleのサポート、単独利用ならLikewizeのサポートへ問い合わせましょう。
まとめ
Apple Trade Inで下取りを利用してみて感じたのは、「とにかく楽」だということ。オンラインで申し込んで本人確認を済ませれば、あとは自宅に来てくれた配送業者さんにデバイス本体を渡すだけです。
下取り額だけで比べると、中古ショップやフリマアプリのほうが高く売れるケースもあるかと思います。ただ、持ち込みや出品、発送、買い手とのやり取りなどの手間を考えると、Apple Trade Inの「楽さ」には利用する価値があると感じます。
少しでも高く売りたいなら中古ショップやフリマ。手間をかけずサクッと済ませたいならApple Trade In。本記事を参考にしていただき、自分に合った方法を選んでみてください。
\ Apple Trade Inを利用してApple製品を購入 /
\ 単独利用する場合はこちら /
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