ノートPCにスマホ、タブレット、ワイヤレスイヤホンと、出先で充電したいデバイスが増えるほど、持ち歩く充電ケーブルも増えていきます。バッグの中で充電ケーブルが絡まったり、肝心なときに忘れて充電できなかったり、という経験がある方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな充電ケーブルに関するストレスを解消してくれるAnkerのモバイルバッテリー「Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」です。
本体に2本のUSB-Cケーブルを内蔵するため、充電ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、これ1台で出先での充電が完結します。ノートPCを持ち歩くことが多い人、ケーブル管理のストレスから解放されたい人に刺さるモバイルバッテリーですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
製品の仕様

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)の主な仕様は以下のとおりです。
| 製品名 | Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル) |
|---|---|
| バッテリー容量 | 25,000mAh(約90Wh) |
| ポート構成 | 内蔵USB-Cケーブル × 2 USB-Cポート × 1 USB-Aポート × 1 |
| USB-C入力 | 最大100W |
| USB-C出力 | 最大100W |
| 合計出力 | 最大165W |
| サイズ | 本体:約158 × 54 × 49mm 巻き取り式内蔵ケーブル長:約70cm ストラップ型内蔵USB-Cケーブル長:約20cm |
| 重量 | 約595g |
| ディスプレイ | LCDスクリーン(残量・W数・残り時間・バッテリーヘルス表示) |
| カラー | ブラック、シルバー |
| 参考価格(税込) | 14,990円 |
バッテリー容量は90Whで、多くの航空会社が定める機内持ち込みの上限(100Wh)をクリアしています。飛行機内でのモバイルバッテリーの使用が禁止される方針だというニュースが話題ですが、手荷物として持ち込むことはこれまでと変わらず可能です。
製品の外観とサイズ

本体は細長いタワー型のフォルムで、マットな質感に仕上げられています。ディスプレイのある黒い光沢部分は指紋汚れが付きやすいですが、それ以外の部分は目立ちにくく、持ち歩くガジェットとして扱いやすい印象です。

付属の収納ポーチの質感は安っぽくなく、いい感じ。黒い光沢面への傷が気になるので、収納ポーチに入れての持ち運びがおすすめです。

サイズは約158 × 54 × 49mmと、底面積がコンパクトな縦長デザイン。バックパックのサイドポケットやボトルホルダーにも収まりやすい形状になっています。

底面にはラバー素材が配置されているので、デスクの上に立てて置いても滑りにくく、安定感があります。

ただし、重量は約595gとずっしりした重さがあります。500mlペットボトルよりも重いので、スマホ用のコンパクトなモバイルバッテリーとは別物ですね。ポケットに入れて気軽に持ち歩くというよりは、バッグに入れてしっかり運ぶタイプの製品です。

2本の内蔵USB-Cケーブルを含め、合計4つのUSBポートを搭載します。私はUSB-Cを使うことがほとんど。といってもUSB-Aもたまに必要になるので、このポート構成はバランス良いですね。
内蔵USB-Cケーブルでこれ1台で完結
この製品の最大の特徴は、本体の上部にUSB-Cケーブルが2本内蔵されていること。これが本製品の目玉であり、非常に便利なところです。

本体上面にある巻き取り式USB-Cケーブルは、必要なときに引き出して、最大約70cmまで伸ばせます。先端のコネクタはマグネットで本体に吸着する仕組みになっていて、使わないときはカチッと固定されるので、ケーブルがブラブラすることもありません。

上の写真のように、モバイルバッテリー本体をバッグに収納している状態で内蔵USB-Cケーブルだけを引っ張ってこれます。

側面にあるのが約20cmのフラットケーブル。コネクタ部分を引っかけることでループ状のストラップとしても使えます。持ち運ぶときはストラップとして、充電したいときはケーブルとして使えるというユニークな設計です。
ケーブルが本体に組み込まれているので、「充電したいのにケーブルがない」という事態が起こりません。外出時の持ち物からケーブルを1本、2本減らせるのは、想像以上に快適です。

さらに、内蔵ケーブルに加えて側面にUSB-Cポートが1つ、USB-Aポートが1つ搭載されています。iPhoneのLightningケーブルやMacBookのMagSafe 3ケーブルなど、手持ちのケーブルを繋ぎたいときはこれを使います。どの内蔵USB-CケーブルもUSB-Cポートも充電性能に違いはありません。
最大165W出力で複数デバイスを同時充電
25,000mAhの大容量に加えて、合計最大165Wの高出力を備えています。単一のポートからは最大100Wを出力できるので、MacBook Airや14インチ/16インチMacBook ProといったノートPCの充電もカバーできます。

25,000mAhの大容量バッテリーに加え、合計最大165Wと出力にも余裕があるので、出先でのマルチデバイス運用にぴったり。14インチMacBook Proを約100Wで充電しながら、さらにiPhoneやiPadを同時に充電できます。
最大100W入力で本体も高速に充電
大容量のモバイルバッテリーは充電に時間がかかりがちですが、本製品は最大100Wの入力に対応するため、本体の充電も高速に行えます。

モバイルバッテリーの使用頻度が高い人は、ぜひ「100W出力に対応する充電器」をあわせて用意することをおすすめします。すでにお持ちであればそれを使えますし、お持ちでない人なら高出力な充電器を1台があれば何かと重宝します。
ディスプレイで充電状況がひと目で分かる
本体前面にはLCDディスプレイが搭載されています。一般的なモバイルバッテリーではLEDランプの点灯数でおおよその残量を把握するものが多いですが、本製品ではより詳細な情報を確認できます。




表示される情報は、バッテリー残量(1%刻みのパーセント表示)、各ポートの入出力ワット数、満充電やバッテリー切れまでの予測時間などです。さらに、バッテリーのヘルス状態や充放電サイクル数まで確認できるので、長期的なバッテリー管理にも役立ちます。
「いま急速充電が正しく行われているか」を数値で確認できるのは、充電まわりにこだわりのある方にとって嬉しい機能ではないでしょうか。
気になるポイント
実際に使うにあたって、気になる点もいくつかあります。
まず、重量の約595gはやはり無視できません。大容量で高性能なモバイルバッテリーは外出や出張には頼もしい相棒になります。しかし、「念のために持っておこう」という感覚で毎日持ち歩くには重すぎます。スマホの充電だけが目的なら、より軽量でコンパクトなモバイルバッテリーのほうが向いていますね。
次に、内蔵USB-Cケーブルの耐久性についてです。Ankerによると、約2万回の巻き取りテスト・折り曲げテストをクリアしているとのことですが、日々活用する上で強く引っ張ってしまうこともあります。特に巻き取り式は可動部品である以上、断線などのリスクはゼロではありません。2本の内蔵USB-Cケーブルは直付けですので交換はできません。
とはいえ、私が使っている限りは過度に心配する必要はないのかな、という印象です。内蔵USB-Cケーブルを触ってみてもかなり頑丈そうで、よほど雑に扱わない限りは断線することはなさそうです。
レビューまとめ
Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)は、「ケーブルを持ち歩かなくていい」という圧倒的なシンプルさが魅力のモバイルバッテリーです。25,000mAhの大容量と最大165Wの高出力を備え、ノートPCからスマホまで幅広いデバイスに対応。LCDディスプレイで充電状況を細かく確認できるのもポイントです。
以下のような人に、特におすすめできます。
- カフェや空港など、外出先でPC作業をすることが多い方
- 出張や旅行時に荷物をなるべく減らしたい方
- バッグの中でケーブルが絡まるストレスから解放されたい方
スマホしか充電しないライトユーザーにとっては、完全にオーバースペックです。スマホがメインなら、10,000mAhクラスの持ち運びしやすいモバイルバッテリーがおすすめ。ワイヤレス充電に対応するものならケーブル不要で充電できます。
ケーブルを1本減らしてバッグの中をすっきりさせたい、外出先でもPC・スマホの電池切れを気にせず作業したい──そんな人にとって、非常に満足度の高い1台になるかと思います。興味のある方はぜひチェックしてみてください!