Apple製品の買い方はいくつかあります。それぞれにメリットがありますが、なかでもApple StoreやApple公式サイトでの購入が王道で定番でしょう。
Apple製品を購入できる場所
- Appleストア(実店舗)/Apple公式サイト(オンラインストア)/Apple学生・教職員向けストア/Apple認定整備済製品
- 家電量販店/家電量販店サイト
- キャリアショップ(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)
- ECサイト(Amazon、楽天市場など)
本記事では「Apple Storeで購入するメリット」を詳しくご紹介します。家電量販店やAmazonなど他の選択肢との比較も交えながら、Apple公式ならではの強みや魅力を余すところなく解説していきます。
Apple Storeのメリット11個
「メリットが少ない」と思われがちなApple Store/Apple公式サイトですが、実は様々なメリットがあります。
1. 実機に触れられる(実店舗)
実店舗のApple Storeの最大の魅力は、Apple製品を実際に手に取って確かめられることでしょう。

家電量販店だと展示が一部に限られますが、Apple Storeではほぼすべてのラインアップが展示されています。カラーやサイズの違いも網羅され、展示の充実度はApple Storeがベストです。
キーボードの打鍵感やスピーカーの音質、実際に手に持ったときの感覚など、カタログスペックでは分からないこともあります。実機に触れられるApple Storeなら、そういった細部まで確認できます。
Apple Storeには専門知識を持つスタッフが常駐しており、製品の仕様や比較検討の相談もできます。接客レベルが高いのはよく知られていますよね。
Apple Store内に設置されたサポート窓口「Genius Bar」では、故障時の修理受付や技術的な相談もできます。購入場所を問わず対応してくれるので、困ったときはまず相談できる安心感があります。
2. 送料無料とスピーディーな配送(オンラインストア)
オンラインストアの魅力は、全国どこからでも24時間いつでも注文できる利便性や手軽さにあります。

実店舗のApple Storeは都市部にしかなく、住んでいる地域によってはアクセスしづらいこともあります。オンラインストアならどこに住んでいても送料無料、最短で翌日に届けてくれます。
オンラインで注文した商品の受け取り場所として、近隣のApple Storeやファミリーマート、一部のヤマト営業所を指定することも可能です。

注文時の受け取り方法の画面で「お客様ご自身が受け取る」を選択、さらに受け取りたい場所を選択できます。
具体的な購入手順については、「Appleオンラインストアの購入方法」で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてください。
3. iPhoneの本体価格は公式が最安
iPhoneの本体価格は、実は公式が最安です。Apple Store/Apple公式サイトと主要キャリアのiPhone 17の本体価格をまとめてみました。
| 256GB | 512GB | |
|---|---|---|
| Apple公式 | 129,800円 | 164,800円 |
| ドコモ | 152,900円 | 199,870円 |
| au | 152,990円 | 199,900円 |
| ソフトバンク | 159,840円 | 205,200円 |
| 楽天モバイル | 146,800円 | 195,800円 |
このように、数千円どころか数万円の価格差があります。AirPodsを買えるほどの大きな価格差です。
各キャリアでは返却を前提としたプランが用意されていますが、1台のiPhoneを長く使う方にとっては、本体価格の安いApple Store/Apple公式サイトが有利です。
iPhoneはリセールバリューが下がりにくく、状態が良ければ高く売れます。Apple Store/Apple公式サイトで購入して買い替え時に売却すれば、お得度はキャリアの返却プランと大きく変わりません。
4. 安心な返品ポリシー
Apple Store/Apple公式サイトにおける大きな安心要素が、製品受け取りから14日以内であれば開封・使用後でも無料で返品できる返品ポリシーです。返品理由が「カラーを変えたい」や「やっぱり見送りたい」といった自己都合であっても構いません。
一般的に初期不良などの理由がない限り、開封後や使用後の返品はできませんよね。返品に寛容なAmazonでも、開封後の返品だと半額しか戻ってきません。未開封でも自己都合の返品となると送料は購入者負担です。
ただし、この返品ポリシーはApple Store/Apple公式サイトでの購入に限られるので注意してください。他の販売店では、その販売店の返品ポリシーが適用されます。通常は自己都合での返品はNGです。
5. 学割を利用できる
Apple公式サイトには、学生や教職員を対象とした「学割(学生・教職員割引き)」が用意されています。

学生だけでなく、大学受験予備校生や教職員、PTA役員まで幅広い方が学割を利用できます。
Apple学割の対象者
- 大学、高等専門学校、専門学校の学生、大学受験予備校生
- 小・中・高・大学・専門学校の教職員・PTA役員
- 学割対象となる学生の父母(代理購入)
学割対象商品はiPadとMacがメイン。一部の関連アクセサリやAppleCare+も学割価格で購入できます。iPhoneやApple Watchなどのその他製品は学割対象外です。
気になるのは「学割でどれくらい安くなる?」というところ。例としてiPadの学割価格をご紹介しておきましょう。
iPadの学割価格
| モデル | 通常価格 | 学割価格 | 割引額・割引率 |
|---|---|---|---|
| iPad (A16) | 58,800円 | 54,800円 | ▲4,000円 約6.8%引き |
| iPad mini (A17 Pro) | 78,800円 | 69,800円 | ▲9,000円 約11.4%引き |
| iPad Air (11インチ/M3) | 98,800円 | 90,800円 | ▲8,000円 約8.1%引き |
| iPad Air (13インチ/M3) | 128,800円 | 120,800円 | ▲8,000円 約6.2%引き |
| iPad Pro (11インチ/M5) | 168,800円 | 152,800円 | ▲16,000円 約9.5%引き |
| iPad Pro (13インチ/M5) | 218,800円 | 199,800円 | ▲19,000円 約8.7%引き |
税込価格、最小ストレージ容量の価格を参照
モデルやストレージ容量で変動しますが、通常価格に対して6〜11%割引きといったところ。Apple製品は価格が下がらないことで知られていますが、学割なら年中セール価格です。
さらに、毎年2〜4月頃に開催される「新学期を始めようキャンペーン」では、学割価格に加えてApple Gift Cardの還元があります。まさに学割対象者にとっては激アツのタイミングです。
\ 学割対象者なら活用必須! /
6. Apple認定整備済製品を購入できる
Apple公式サイトでは、「Apple認定整備済製品」を購入できます。

Apple公式のリファービッシュ品(再生品)のことで、返品などで戻った製品をAppleが新品レベルにまで整備し、新品価格の約15%引きで販売されています。

私も過去に購入したことがありますが、iPhoneの整備済製品には「新しいバッテリー」と「新しい外装」が含まれます。

外装だけでなくバッテリーも新品で、パッケージが異なることを除けば新品と同じです。1年間のハードウェア製品限定保証が付き、AppleCare+への加入も可能です。
ただし、Apple認定整備済製品に並ぶのは型落ちモデルが中心で、在庫もタイミングによってバラツキがあります。常に目当てのモデルがあるとは限りませんが、「安く買いたい」と考えている方は定期的にチェックしておいて損はありません。
\ 新品水準の品質と保証 /
7. 年初の初売りセール
Apple Store/Apple公式サイトでは、年初に開催される「初売りセール」が恒例です。
年によって内容は異なりますが、基本はApple Gift Card還元がメイン。Apple Gift CardはApple製品の購入やAppleアカウントにチャージしてアプリ課金などにも使えます。値引きはなくても、実質的にはお得に購入できます。

2025年の初売りセールは1月2〜5日の4日間に渡って開催され、製品の応じて最大30,000円分のApple Gift Cardが還元されました。さらに対象iPhoneの購入で、先着5万名限定で干支デザインのAirTagがプレゼントされました。
初売りセールでは、幅広いApple製品が対象になります。高額な製品ほど還元が大きくなる傾向があるため、特に高額製品の購入を検討されている方にとっては非常にお得です。
8. Macのカスタマイズモデルを注文できる
Apple Store/Apple公式サイトでは、チップやメモリ、ストレージ容量、キーボード配列などを自分好みに構成するカスタマイズモデルを注文できます。

家電量販店やAmaoznなどでは、いわゆる吊しモデルがメインで選択肢は限られます。一部の家電量販店ではカスタマイズ注文が可能ですが、Apple Store/Apple公式サイトで注文したほうが早く届く場合が多いです。
そしてMacのカスタマイズモデルにも、「14日以内の無料返品」の返品ポリシーが適用されます。自分がカスタマイズしたものを返品するのは気が引けますが、ルール上は何ら問題ありません。いざとなれば返品して注文し直せる安心が、構成選びのハードルを下げてくれます。
9. 分割払いで購入できる
Apple Store/Apple公式サイトは様々な支払い方法に対応しており、分割払いで購入することもできます。
| 支払い方法 | 概要 |
|---|---|
| クレジットカード | Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club。1回払い/2〜24回分割(Visa・Mastercardは3万円以上で利用可)。 |
| Apple Pay | Apple Payに登録したVisa/Mastercard/JCB/American Expressで決済。オンラインストア、Apple Storeアプリ、実店舗共通。 |
| Apple Gift Card (Appleアカウント残高) | 最大8枚まで併用可。Apple Gift Card+クレカ/Apple Payとの組み合わせ支払いも可能。 |
| 銀行振込 | SMBCファイナンスサービス決済ステーション経由でオンライン/ATM振込。振込手数料は自己負担。入金確認は通常翌営業日。 |
| コンビニ払込 | セブン-イレブン/ローソン/ファミリーマートほか主要チェーンで支払い。受付番号方式。注文合計30万円未満に制限。 |
| 代金引換 (現金引換) | 配送時に現金支払い。手数料550円/件。利用は注文合計30万円未満・配送先1件に限定。 |
| ペイディあと払いプラン Apple専用 | 口座振替・銀行振込なら常時金利0%。分割回数は1・3・6・12・24・36回(製品により異なる)。利用にはペイディアプリからの事前申込みが必要。 |
| オリコショッピングローン (オリコ) | 6〜60回払い対応。キャンペーン時は最大24回まで金利0%。Web申込み。購入総額3万円以上が対象。 |
分割払いでよく使われるのが「ペイディあと払いプランApple専用」。分割可能回数は製品ごとに設定されています。
| 製品 | 分割回数 |
|---|---|
| iPhone 17 Pro Max iPhone 17 Pro iPhone 17 iPad Air | 36回 |
| iPhone 16 Plus iPhone 16 iPhone 16e | 24回 |
| Mac | 24回 |
| Vision Pro | 24回 |
| iPad iPadアクセサリ | 12回 |
| Apple Watch | 3回 |
| AirPods | 3回 |
| Apple TV | 3回 |
| HomePod HomePod mini | 3回 |
| その他アクセサリ | 3回 |
| AppleCare+(iPhone) | 24回 |
| AppleCare+(iPhone以外) | ハードウェアと同一回数 |
ペイディあと払いプランApple専用では、毎月の支払い方法を口座振替または銀行振込に設定した場合、分割手数料0%が適用されます。利用には申込みと審査が必要ですが、一度利用枠が付与されれば、その枠内で繰り返し買い物できます。
10. 下取りサービス「Apple Trade In」
いま使っているApple製品を下取りに出せる「Apple Trade In」。これもApple Store/Apple公式サイトのメリットです。
iPhone買い替え時にiPhoneを下取りに出すなど、同一カテゴリ製品の買い替え&下取りは注文画面から行えます。

シリアル番号を入力して状態に関する簡単な質問に答えるだけ。注文画面上で下取り額の価格の目安を確認できます。そのまま購入手続きを完了させると、身分証明書のアップロードや集荷日時に関する案内メールが送られてきます。
郵送での下取りは面倒に思う方が多いかと思いますが、Apple Trade Inではとにかく楽チン。外箱や付属品を揃えて箱詰めして……という手間はなく、下取り製品だけを裸で配送業者さんに渡すだけです。
査定が終わり下取り額が確定すれば、支払い方法に応じてその分が返金されます。クレカ払いなら返金処理が行われ、購入金額を超えた分はApple Gift Cardで受け取る仕組みです。
「iPhoneを下取りに出してiPadを購入したい」など別カテゴリ製品を下取りに出す場合は、Apple Trade In単独で利用することも可能です。

単独利用では下取り額をApple Gift Cardで受け取れます。
私が確認した限りでは、買い替え時と単独利用時で下取り額にわずかに差がある場合がありました。最終下取り額は査定後に確定しますが、少しでも高く下取りに出したい場合は買い替え時の利用がよさそうです。
11. 無料の刻印サービスを利用できる
Apple公式サイト限定で、無料の刻印サービスを利用できます。iPadやAirPods、AirTag、Apple Pencilなど一部製品が対象で、本体に文字や絵文字を刻印できます。

刻印できる最大文字数は製品によって異なります。好きな言葉や記念日など刻印すれば愛着も湧きますよね。プレゼントにも最適です。
Apple Storeのデメリットは?
ここまでApple Store/Apple公式サイトのメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットも存在します。
1. Apple Storeは都市部にしかない
実店舗のApple Storeは全国に11店舗あります。
| 店舗名 | 電話番号 | 所在地 |
|---|---|---|
| Apple 銀座 | (03) 4345-3600 | 104-0061 東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館 |
| Apple 丸の内 | (03) 4213-0500 | 100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル |
| Apple 新宿 | (03) 5656-1800 | 160-0022 東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館 |
| Apple 渋谷 | (03) 6670-1800 | 150-0041 東京都渋谷区神南1-20-9 公園通りビル |
| Apple 表参道 | (03) 6757-4400 | 150-0001 東京都渋谷区神宮前4-2-13 |
| Apple 川崎 | (044) 577-5100 | 212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ |
| Apple 梅田 | (06) 7526-6200 | 530-0011 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館2F |
| Apple 心斎橋 | (06) 4963-4500 | 542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋 |
| Apple 京都 | (075) 757-8700 | 600-8006 京都府京都市下京区四条通東入立売中之町83-1 |
| Apple 名古屋栄 | (052) 238-2400 | 460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-17-15 エフエックスビル |
| Apple 福岡 | (092) 778-0200 | 810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-5-19 |
都市部にしかないため、地方にお住まいの方だと気軽に行けないこともあるでしょう。足を運ぶにしても交通費や移動時間もかかります。
実店舗なら実機に触れられるメリットがありますが、それ以外のサービスはオンラインでも利用できます。基本的には自宅にいながら24時間買い物できるApple公式サイトの利用がおすすめです。
2. 基本的に値下げされることはない
Apple Store/Apple公式サイトでは、学割と認定整備済製品を除き、基本的に値下げされることはありません。初売りもApple Gift Card還元で値下げはなし。旧モデルや為替による価格改定はありますが、ECサイトで見られるような値下げを伴うセールはありません。
値下げを狙うなら「Amazon」がいいでしょう。製品によっては通常時から値下げ + ポイント還元がありますし、プライムデーやブラックフライデーといった大型セール時には多くのApple製品がタイムセール対象になります。
\ 値下げ + ポイント還元でお得! /
3. ポイント制度がない
Amazonや楽天市場、家電量販店などであるポイント還元は、Apple Store/Apple公式サイトにはありません。
ただ、Apple製品のポイント還元率は他よりも低めに設定されていることが多く、だいたい1〜5%程度。それでもまったくポイントが付かないよりはお得です。
ポイント還元を狙いたい方は、次にご紹介する「Apple Gift Cardと楽天リーベイツの活用」がおすすめです。
Apple公式サイトでお得に購入する方法
楽天市場の「Apple Gift Card認定店」と楽天のポイントサイト「楽天リーベイツ」を活用することで、Apple公式サイトでお得に購入できます。
- 楽天市場の「Apple Gift Card認定店」でApple Gift Cardを購入
- 「楽天リーベイツ」経由でApple公式サイトにアクセス
- Apple Gift CardでApple製品を購入

Apple Gift Card認定店を利用することで、通常1%、SPU(スーパーポイントアッププログラム)や買い回りセールでさらに大きな楽天ポイント還元を狙えます。
また、Apple Gift Cardの購入には楽天ポイントや楽天キャッシュを使えます(1円以上のクレカ決済が必要)。「所有している楽天ポイントをApple製品の購入に充てたい」という方はこの方法で実現可能です。
\ Apple Gift Cardの購入でポイントが貯まる! /
Apple Gift Card認定店では、初回購入から45日間は1万円分までと一度に購入できる価格に上限があります(45日以降は5万円まで)。定期的なコツコツApple Gift Card貯金がおすすめです。
次に楽天リーベイツ経由でApple公式サイトにアクセスし買い物することで、さらに楽天ポイントを獲得できます。

タイミングによっては1%を超える楽天ポイント還元も狙えます。対象外製品がある点は注意ですが、経由して買い物するだけで手間はありません。ぜひ活用しましょう。
\ 楽天のポイントサイト /
選ばれるのには理由がある
Apple Store/Apple公式サイトの魅力は、冒頭でも書いたように「ならではのサービスが充実している」ことでしょう。
14日以内の無料返品は安心ですし、下取りサービスも用意されています。Apple認定整備済製品や学割、初売りセール、iPhoneの本体価格が安いなどの価格的なメリットもあります。
私の場合、Apple純正アクセサリはAmazonで購入することが多いですが、iPhoneやiPad、Macなどの高額製品は、以下の理由からApple公式サイトを利用することがほとんどです。
「価格的なメリットがない」と言われるApple Store/Apple公式サイトですが、それでも選ばれるのには理由があります。
\ 選ばれるのには理由がある! /