タッチ操作に対応した有機ELディスプレイを搭載する新型MacBook Proが、macOS 27.1のもとでテストされていると報じられています。
MacRumorsが伝えたBloombergのマーク・ガーマン記者の報告によると、Appleは次期OSアップデートとなるmacOS 27.1で、14インチと16インチの新型MacBook Proの社内テストを進めているとのことです。
なお、正式版のmacOS 27(Golden Gate)は2026年9月14日に配信が始まったばかりで、2026年9月15日現在のApple Developer日本語版リリース一覧には、macOS 27.1のベータ版は掲載されていません。
有機ELやタッチ対応、Dynamic Islandを搭載か
新型MacBook Proは、従来のモデルから大幅な刷新が施されると噂されています。
ガーマン記者のこれまでの報告によると、新型機は有機ELディスプレイとタッチスクリーンを搭載し、ディスプレイ上部の中央にはiPhoneでおなじみの「Dynamic Island」が配置される見通しです。Dynamic Islandは、ハードウェアとソフトウェアを融合させ、通知やアクティビティを状況に合わせて表示する仕組みです。

興味深いのは心臓部となるプロセッサです。2026年4月時点では次世代の「M6 Pro」や「M6 Max」が搭載されるとみられていましたが、その後、ガーマン記者は2026年6月に、タッチ対応の有機ELモデルには既存のM5 ProとM5 Maxを使う計画だと報じています。MacRumorsは、通常の14インチと16インチのMacBook Proが来年M7 ProとM7 Maxに移行すると見込んでおり、今回のタッチ対応モデルは変則的なチップ構成になる可能性があります。
また、Macworldは匿名の情報源をもとに、この有機ELタッチ対応モデルがMacBook Proシリーズではなく「Ultra」のブランド名を使う可能性も報じています。MacRumorsが伝えたガーマン記者の報告では、このモデルはM5 Pro搭載のMacBook Proより高価になると見込まれています。
年内登場か。二転三転してきた予測
もうひとつの大きな注目点は、この新型モデルがいつ発売されるのかという点です。
MacRumorsは、テストに用いられているmacOS 27.1のリリースが2026年10月下旬に予定されていると伝えています。さらにガーマン記者が2026年9月15日のレポートにおいて、2026年後半に登場予定の製品一覧にこの新型MacBook Proをはっきりと含めたことから、MacRumorsは2026年内の発売計画に対して記者が確信を強めているように見えると分析しています。
ただし、発売時期の予測はこれまで二転三転してきた経緯があります。
ガーマン記者は2026年2月時点で「今秋投入予定」と報告していましたが、4月には世界的なメモリチップ不足を背景に、2026年後半から2027年初頭という想定期間の後ろ寄りに遅れる可能性に備えるべきだと後退させました。その後、6月には2026年終盤から2027年初頭の間とされるなど、見通しは揺れ動いています。
テストが進められているとはいえ、かつて指摘されたメモリチップ不足の現状に今回のMacRumors記事は触れておらず、年内発売も確定情報ではありません。
現行モデルとの間隔も気になるところです。日本では2026年3月にM5 ProおよびM5 Maxを搭載した14インチと16インチのMacBook Proが発売されたばかりで、まだ半年ほどしか経過していません。現行モデルはMini-LEDバックライトを採用したLiquid Retina XDRディスプレイを備え、2026年3月の発表時における日本向けの開始価格は14インチのM5 Pro搭載機で369,800円(税込)からでした。
タッチ操作対応の新型MacBook Proの年内登場は、まだ噂レベルの話です。とはいえ、具体的なmacOSのバージョンを指して「社内でテストが行われている」との報道によって、現実味を帯びてきた気がします。