Appleは2026年9月29日(日本時間)、iOS 27.0.1、iPadOS 27.0.1、macOS Golden Gate 27.0.1、visionOS 27.0.1を公開しました。
iOS 27.0.1では、iPhone 18 Pro/Pro MaxでFace IDの認証に失敗すると再起動する問題や、写真に不自然な色が出る問題などが修正されています。
あわせて、旧バージョン向けにもiOS/iPadOS 26.7.1、macOS Tahoe 26.7.1、macOS Sequoia 15.8.1が配信されました。これらには、標的型の攻撃に悪用された可能性がある脆弱性への対策が含まれています。
iPhone向けにはFace ID、写真の色、画面操作の不具合を修正
iOS 27.0.1で修正された不具合は、大きく3つあります。
- iPhone 18 Pro/Pro Maxで、Face IDの認証に失敗すると予期せず再起動することがある問題
- 一部のiPhone 18 Pro/Pro Maxで、特定の照明条件のもと、絞り値f/1.48・2倍で撮影した写真に不自然な色が出ることがある問題
- 通知センターとコントロールセンターを同時に開くと、タッチスクリーンが反応しなくなることがある問題
写真の修正は、2倍で撮影したすべての写真が対象というわけではありません。iPhone 18 Pro/Pro Maxのメインカメラは、レンズから取り込む光の量を変えられる可変絞りに対応しています。今回の不具合は、その絞り値がf/1.48で、照明などの条件が重なったときに起きるものです。
一方、Appleは画面が操作できなくなる問題について機種を明記しておらず、9to5MacはすべてのiPhoneに関わる修正とみています。似た症状として、同サイトは、iOS 27.0を搭載したiPhone Airで、通知センターを開きかけた直後にコントロールセンターを開くと、ホーム画面の切り替えやアプリ内のタップが正常に動かなくなる現象を再現していました。
iOS 27.0.1の対象は、iPhone 11以降の対応モデルとiPhone SE(第2世代以降)です。iPhone 18 Pro/Pro Maxを使っていなくても、画面操作の不具合を解消する更新とみられます。
iPadとMacの不具合も修正。Vision Proにはセキュリティ対策
iPadOS 27.0.1とmacOS Golden Gate 27.0.1には、バグ修正が含まれています。Macでは具体的に、組織のアカウントでMacや対応アプリにログインできる「プラットフォームSSO」を使う環境で、スリープ解除後のロック画面にユーザ名とパスワードの入力欄が表示されない問題が解消されています。会社などで管理されているMacのログインに関わる修正です。

visionOS 27.0.1は、すべてのApple Vision Proを対象とするセキュリティ修正です。
なお、これら27.0.1の各OSには、脆弱性を識別する「CVE」の公開項目はありませんが、visionOSのようにセキュリティ修正を含むものもあります。
旧OSでは悪用された可能性がある脆弱性に対処
iOS/iPadOS 26.7.1、macOS Tahoe 26.7.1、macOS Sequoia 15.8.1では、共通してCoreGraphicsの脆弱性「CVE-2026-86950」が修正されています。
CoreGraphicsは、画像やPDFなどの描画・処理を担うOSの共通部品です。今回の脆弱性は、細工されたファイルを処理すると、攻撃者が用意したコードを実行されるおそれがあるというものです。メモリに書き込む範囲のチェックを改善することで対処されました。
Appleは、iOS 27より前のiOSで、特定の個人を狙った極めて高度な攻撃に悪用された可能性があるという報告を把握しています。広く一般の利用者が攻撃を受けたという発表ではありませんが、旧OSを使い続ける場合にも関係するセキュリティ更新です。
macOS Tahoe 26.7.1とSequoia 15.8.1には、このほかにバグ修正も含まれています。TidBITSは、Sequoia 15.8で複数の指摘があったRAW画像の扱いに関する問題も、15.8.1で修正されたとの報告があると伝えています。
自分の端末にはどの更新が届く?
iPhoneでは、iOS 27を使っている場合は27.0.1、iOS 26を使っている場合は26.7.1が今回の更新に当たります。
iOS 26.7.1の対象として案内されているiPhone 11以降は、いずれもiOS 27にも対応しています。つまり、26.7.1はiOS 27にアップデートせずにiOS 26を使い続ける人に修正を届けるものです。
iPadは少し事情が異なり、iPadOS 27に対応しない機種にも26.7.1が提供されます。
| iPadの種類 | iPadOS 27.0.1に対応 | iPadOS 27には非対応で、26.7.1の対象となる機種 |
|---|---|---|
| iPad Pro 12.9インチ | 第4世代以降 | 第3世代 |
| iPad Pro 11インチ | 第2世代以降 | 第1世代 |
| iPad Air | 第4世代以降 | 第3世代 |
| iPad | 第9世代以降 | 第8世代 |
| iPad mini | 第6世代以降 | 第5世代 |
iPadOS 27に対応する機種でも、iPadOS 26を使っている場合は26.7.1の対象になります。
Macは、使っているOSに応じて更新が分かれます。
| 使用中のmacOS | 今回の更新 |
|---|---|
| Golden Gate 27 | 27.0.1 |
| Tahoe 26 | 26.7.1 |
| Sequoia 15 | 15.8.1 |
Golden Gate 27に対応するのは、MacBook Neo(2026)と、Appleシリコン搭載のMacBook Air/MacBook Pro/Mac mini(2020年以降)、iMac(2021年以降)、Mac Studio(2022年以降)、Mac Pro(2023)です。
一方、Intel搭載のMacBook Pro 16インチ(2019)、MacBook Pro 13インチ(2020、Thunderbolt 3ポート×4)、iMac 27インチ(2020)、Mac Pro(2019)は、Golden Gate 27の対象外ですが、Tahoe 26.7.1で修正を受け取れます。
さらに、Tahoeに対応しないMac mini(2018)やiMac Pro(2017)など、Sequoiaを使うMacには15.8.1が用意されています。最新OSへの対応が終わったモデルにも、脆弱性への対策が届く更新です。