折りたたみiPhone、米国で先行発売か。豪州で数か月遅れになるとの現地報道

折りたたみiPhone、米国で先行発売か。豪州で数か月遅れになるとの現地報道

Apple Vision Proが発売された2024年、最初に買えたのは米国だけでした。日本で発売されたのは、米国のおよそ5か月後です。

折りたたみiPhoneも、同じような売り方になるのかもしれません。オーストラリアの家電業界向けメディアが、初回の供給は限られており、まず米国、続いて中国などの主要市場に振り向けられる見通しだと報じました。現地の通信キャリアや大手小売店などの話として、オーストラリアでは発売が数か月待ちになる可能性も伝えられています。

折りたたみiPhoneは、9月のAppleイベントで発表が見込まれている注目の1台です。日本で発売日に買えないことは、実際に起こりうるのでしょうか。

「米国限定」と決まったわけではない

今回の報道の出どころは、2004年から続くオーストラリアの業界メディアです。一般の消費者向けではなく、家電の販売店など業界の関係者に向けた情報を扱っており、現地の店頭に何が並ぶかを把握しやすい立場にあります。

報道によると、折りたたみiPhoneは9月のイベントで発表されるものの、iPhone 18シリーズの発売時にオーストラリアの店頭には並ばず、入手できるのは米国より最大で2〜3か月遅れる可能性があるとのこと。中国の部品供給元は、遅れの理由は主に供給と価格設定の問題にあると説明したそうです。初代モデルの価格は、2,300〜2,500ドルと予測されています

量産の開始時期も、当初の今年6月から8月上旬へ延期され、その後さらに後ろ倒しになったといいます。

発表と発売の間が空くという見方は、これまでも複数出ていました。ただ、どれも遅れの長さに関する話で、国ごとの順番に踏み込んだ情報は今回が初めてだと受け止められています。

一方で、この見通しの前提になっている生産の数字は古いかもしれません。報道は今年後半の生産を700万台としていますが、7月には「Appleが発注をおよそ1,000万台に引き上げた」と報じられています。量産は順調に進んでいるとする情報も7月以降に複数あり、生産をめぐっては情報が割れています。

また、海外では「米国限定で発売」と紹介する記事も見られますが、元の報道に書かれているのは「まず米国から」という順番で、米国だけで売るとは書かれていません。情報源がオーストラリアと中国にいる以上、米国の販売計画まで知り得るのか疑わしいとする慎重な見方も出ています。

日本での発売はどうなるのか

今回の情報では日本への言及はなく、「日本での発売が遅れる」と報じられたわけではありません。

そのうえで、判断材料になるのはこれまでの実績です。

iPhoneの発売は世界一斉ではありません。例えば昨年のiPhone 17は、日本を含む63を超える国と地域で9月19日に発売され、22の国と地域では1週間後の発売でした。ただ、この分け方で日本が第1陣から外れたことは、少なくともここ数年ありません。iPhone 8と同時に発表され、発売だけ約7週間後になった2017年のiPhone Xでも、日本は最初の発売国に入っています。数か月単位で国ごとに発売がずれた例となると、近年のiPhoneには見当たりません。

Appleが国ごとに発売の時期をずらした例が、冒頭のVision Proです。米国で2024年2月2日に発売されたあと、日本で買えるようになったのは6月28日でした。海外では今回の情報をこの前例と重ねる見方もあります。ただし、Vision Proはまったく新しいカテゴリの製品で、販売網が世界中に確立しているiPhoneとは事情が異なります。

折りたたみiPhoneをどの国から発売するのかは、9月の発表ではっきりするはずです。例年どおりなら8月末ごろに日程が発表され、開催日は9月9日が有力とみられています。

仮に日本での発売が数か月後になるなら残念ですし、高価な製品だけに、待たされている間に熱が冷めてしまう人も一定数いるでしょう。日本での扱いがどうなるのか、発表の内容に注目です。

参考:ChannelNewsMacRumors9to5Mac

目次