Appleが8月25日(米国時間)に発表した新しいMac Studio(M5 Max/M5 Ultra)のプレスリリースから、SSDが「PCIe Gen 6」をベースにしているという記載が、公開当日のうちに消されました。プレスリリースの日付は8月25日のままで、更新を示す注記はありません。
PCIe Gen 6(PCIe 6.0)は、SSDなどの接続に使うPCI Express規格の第6世代で、PCIe 5.0の2倍の帯域を持ちます。新型Mac Studioは9月22日に発売されます。
実際はPCIe 5.0なのか
PCIe 6.0に対応したSSDは、SamsungやMicronがAIサーバーやデータセンター向けに量産を始めた段階です。そうしたなかで削除を報じた海外メディアは、「PCIe Gen 5」の書き間違いではないかとみています。
米国のニュースサイトの一つが理由に挙げるのは2点。同じM5 Maxを搭載する3月発表のMacBook ProのSSDがPCIe 5.0接続だとされていること、そしてPCIe 6.0対応のSSDを搭載した個人向けPCがまだ市場にないことです。MacBook ProがPCIe 5.0だというのも複数の媒体の見方で、Appleが公式に示したものではありません。
Mac Studioの技術仕様ページのストレージ欄にあるのは、容量だけです。新型Mac Studioについて、Appleが言っているのは前世代のM3 Ultra搭載モデルと比べてストレージ性能が最大2倍というところまでで、この主張は書き換え後のプレスリリースにもそのまま残っています。
消えたのは「PCIe Gen 6」の語句だけ
当初の文面では、ストレージについての節に “a next-generation SSD architecture built on PCIe Gen 6″(PCIe Gen 6をベースにした次世代のSSDアーキテクチャ)とありました。いまの米国版と日本語版は、このうち “built on PCIe Gen 6″(PCIe Gen 6をベースにした)の語句だけが抜け、次世代のSSDアーキテクチャでストレージ性能が最大2倍、という文そのものは残っています。
消えたのは日本時間8月26日の午前中でした。
すべての版から消えたわけではなく、フランス語版など10の国・地域版には、9月1日時点で「PCIe Gen 6」にあたる記載が残っています。
発売は9月22日。実機を検証したレポートは確認できた範囲ではまだなく、Appleは技術仕様にもSSDの世代を書いていません。いま確かなのは、発表文から「PCIe Gen 6」の語句が消えたことだけです。
Source:MacGeneration、MacRumors