開発者向けに配信されたmacOS Tahoe 26.7のRC版(正式版の直前に配られるリリース候補版)から、未発表の製品を指すとみられる記述が多数見つかりました。配信は現地時間8月17日(日本時間18日)で、見つけたのは海外メディアでアナリストを務めるAaron Perris氏です。
先週はiOS 27のベータから未発表iPhone 6機種分の内部コードが見つかったばかりですが、今回はiPhoneにとどまりません。ホームハブやHomePod mini、iPad mini、新型Mac、AirPodsまで、20あまりの製品を指す記述が一度に出てきました(カラー名や機能名、用途のわからない型番は除いた数です)。
書かれているのは製品名ではなく「J490」「B525」のようなコードネームや識別子で、どの製品にあたるかは大半が過去の報道からの推測です。発売時期こそ書かれていませんが、9月に見込まれるイベントを前に、この先1年ほどのAppleの製品計画をのぞき見るような内容になっています。
ホームハブにSiriの初期設定に関する記述
ホーム関連の製品では、コードネーム「J490」の機器について、Siriの初期設定に触れた記述が見つかっています。J490は以前から画面付きのホームハブを指すとみられてきたコードネームで、「J491」と並んで書かれた箇所もありました。これまでは、J490が台座つき、J491が壁掛け型のモデルだとされてきましたが、はっきりしたものではありません。
画面付きのホームハブは、7インチの画面とHomePodのようなスピーカーを組み合わせた製品で、昨年10月の時点では価格が350ドル前後になると伝えられていました。ただ、発売は延期を繰り返しています。海外の報道によると、当初は2025年春の発売が計画されていましたが、Siriの刷新が間に合わず、2026年春、さらに2026年9月へと先送りされてきました。7月末には米Bloombergが、投入は10月から来年初めの間になると伝えています。
この記述からは、製品側の準備が進んでいることがうかがえます。ただ、これまでの延期はいずれもSiriの完成待ちが理由で、秋に登場するかどうかは、やはりSiri次第になりそうです。日本での発売や価格も、現時点では伝えられていない状況です。
ホーム関連ではほかにも、現行モデルの「B520」に続く「B525」への言及があり、次期HomePod miniを指すようです。また、複数のセンサーを備えて警報音の検知や撮影ができると伝えられている「J229」(Apple製の防犯カメラか、ホームハブ用の付属機器との見方があります)や、正体のわからないホーム機器2種、ローズピンク・シルバー・スペースグレイ・スターライトというカラー名も見つかりました。カラーがどの製品のものかは不明です。
9月に発表されるのはどれか
見つかった製品を、これまで報じられている時期の順に並べました。時期はコードに書かれたものではなく、報道を当てはめたものです。iPhone以外の製品は、Appleが秋に2回目のイベントを開けばそこで、という予想が出ている程度です。
| 製品(推定) | コード | 見込みの時期 |
|---|---|---|
| iPhone 18 Pro/iPhone 18 Pro Max | V63/V64 | 9月 |
| 折りたたみiPhone(iPhone Ultra) | V68 | 9月 |
| カメラ付きAirPods | B790 | 早ければ9月〜2026年後半(見方が割れる) |
| 14インチMacBook Pro(M6・エントリー) | J804 | 年内 |
| ホームハブ | J490/J491 | 10月〜来年初め |
| iPad mini(次期) | J510/J511 | 秋の2回目のイベントがあれば(予想) |
| iMac(新型) | J833/J834 | 秋の2回目のイベントがあれば(予想) |
| iPhone 18/iPhone Air 2 | V67/V62 | 2027年春 |
| HomePod mini(次期) | B525 | 不明 |
| 上位MacBook Pro(OLEDか) | K114・K116系 | 不明 |
| ヘッドセット(Vision Pro第2世代か廉価版か) | N109 | 不明 |
| AirPods Pro(第4世代か) | AirPodsPro1,4 | 不明 |
| Beats | B518/B522 | 不明 |
| Apple TVリモコン | ATVRemote1,5 | 不明 |
カメラ付きAirPodsの「B790」は、2027年に延期されたと報じられている「B798」とは別のモデルです。前回の記事で取り上げた報道はカメラの有無に触れていませんでしたが、今回は左側のイヤホンから映像を送る処理に関する文字列が見つかり、カメラの搭載をうかがわせています。同じRC版からは、カメラ付きAirPodsのデモ動画も見つかっています。
今回見つかったiPhoneのコードネームは、先週のiOS 27ベータで確認された6つのうち5つです。iPhone 18eを指すとされていた「V69」は含まれておらず、理由は伝えられていません。最初に出るのはiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Max、折りたたみiPhoneの3機種だと海外の報道はそろっており、標準モデルのiPhone 18は2027年春の見込み。第2世代のiPhone Airも同じ時期とする見方が多いようです。
コードにあるからといって、発売が近いとは限りません。例えば「N109」というコードネームは、Vision Proの第2世代とする見方と、より安いモデルとする見方に割れています。安いモデルのほうは昨年、開発が中止されたと報じられました。上位MacBook Proのコードネーム(K114・K116系)も、昨年12月にはM6 ProやM6 Maxを搭載したモデルだと伝えられていましたが、今回はOLED画面のモデルかもしれないと読み方が変わっています。
過去には、iOS 12.2のベータにワイヤレス充電マット「AirPower」の記述が入った約10日後に、Appleが開発中止を発表した例もあります。今回の記述が裏付けるのは、これらの製品が開発されていることまでです。実際に発表されるのか、どんな名前でいつ出るのかは、9月に見込まれるイベントから順に明らかになっていきそうです。開催日の予想は9月のAppleイベントの日程の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
参考:MacRumors