新型AirPodsが、早ければ年内にも登場する可能性が浮上しました。発端は、米Bloombergが現地時間8月2日に配信したニュースレターです。
ただ、この新型にカメラが載るのかどうかは、海外でも受け止め方が分かれています。どこまでが分かっていて、どこからが推測なのかを順に整理します。
カメラ付きAirPodsは2027年へ延期か
Appleがカメラ付きのAirPods(開発名「B798」)を開発していることは、以前から繰り返し伝えられてきました。装着したまま周囲をカメラで捉え、目の前のものについてAIに尋ねられる「ビジュアルインテリジェンス」が目玉とされています。
当初は2026年の投入が見込まれていたものの、6月の時点で2027年への延期が伝えられました。それは周囲の物体を識別する視覚AIモデルの開発に時間が必要になったため、とのこと。今回の情報でも、この線は変わっていません。
「もうひとつの新型AirPods」の存在が浮上
今回新しく伝えられたのは、B798とは別に「B790」という開発名のバージョンが存在し、そちらの開発が先行しているという点です。Appleの社内ロードマップでは、早ければ年内のデビューが想定されているとのことです。
実際、iOS 27のベータ版のコードにはB790への言及が見つかっています。コードには「頭の両側にあるカメラから画像を受け取る」という趣旨の記述がありますが、この機器がAirPodsなのかどうかまでは、コードからは読み取れません。
本当にカメラが付くかどうかは未確定
大元のニュースレターは、B790を「別バージョン」と呼ぶだけで、それがカメラを積んだB798の前倒し版なのか、カメラなしの通常モデルなのかを書いていません。この空白を、カメラ付きの前倒し版とする見方と、カメラなしのAirPods Pro後継とする見方が、それぞれ逆方向に埋めているのが現状です。
しかもAppleには、同じ製品の複数バージョンを社内で並行開発する慣行があり、B790とB798の両方が製品として世に出るのかどうかも分かっていません。名前も「AirPods Pro 4」「AirPods Ultra」といった候補が噂される程度で、価格を含めて確度の高い情報はまだありません。
今回の情報で確からしさが増したのは、「年内に何らかの新型AirPodsが出る可能性がある」というところまで。カメラ付きAirPodsが前倒しで復活した、と読むのは現時点では飛躍があります。
新型AirPodsは9月のAppleイベントで出る?
「早ければ9月」という見方も出ていますが、これは一部メディアの見立てで、大元の情報は「早ければ年内」までです。Appleが9月前半のiPhoneイベントの準備に入ったことは米Bloombergが伝えているものの、AirPodsが発表対象に含まれるという情報は今のところありません。
一方で、イヤホン型のAirPodsは2021年以降、毎年9〜10月に新モデルや更新版が発表されてきました。現行のAirPods Pro 3も2025年9月9日の発表です。年内に出るとすれば、秋が自然なタイミングではあります。
いまAirPods Pro 3を買っていいのか
現行のAirPods Pro 3は、7月18日の値上げを経て42,800円(税込・8月5日時点のApple公式価格)です。今回の噂を理由に買い控えるかというと、判断材料はまだ薄いですね。出るかどうかも、カメラが付くかどうかも推測の段階で、確度の高い線だけを拾えば「カメラ付きは2027年」のまま。
急がない人は、9月のイベント時期まで様子を見た方がいいでしょう。年内に出るなら、過去のパターンではこの前後に動きが出るはずです。ただ、新型で価格が上がる可能性は高いので、「現行の42,800円を超えるとなるとキツイ……」という方は、早めにAirPods Pro 3に決めておくのがおすすめです。記事執筆時点においては、Amazonで42,800円 → 36,800円のタイムセール中です。
いま必要という方は、AirPods Pro 3をいま買うべきか、新型を待つべきかで買いどきの考え方を詳しく解説しています。
出典:Bloomberg(Power On)・9to5Mac・AppleInsider・MacRumors