Appleが現地時間8月24日(日本時間25日未明)、macOS Tahoe 26.7とmacOS Sequoia 15.8の2回目のリリース候補版(RC 2)を開発者向けに配信しました。1週間前の26.7のRC版で見つかっていた未発表製品の記述と、カメラ付きAirPodsのデモ動画は、26.7のRC 2(ビルド25G224)で削除されていたようです。
削除を報告したのは、海外メディアでアナリストを務めるAaron Perris氏です。初回のRC版でその記述を見つけた本人で、Xで「カメラ付きAirPodsの動画と、そのほかの未発表デバイスへの言及はすべて削除された」と伝えました。
初回のRC版(ビルド25G220)は8月17日に配信され、コードからホームハブやiPhone 18シリーズなど、未発表の製品を指すとみられる記述が20あまり見つかっていました。内訳は前回の記事で紹介しています。
正式版になる時点で消されるとみられていましたが、Appleは正式版を待たず、RC版の段階で該当する部分を削除したことになります。
消えた動画は、カメラ付きAirPodsで目の前のものをSiriに頼んで保存する様子を映した4秒ほどのものでした。この動画をきっかけに発表が近いとの見方が広がりましたが、その後、米Bloombergは、以前から伝えられていた2027年発売の計画のままで、年内には発売されないと報じています。
Perris氏がXで挙げたのは動画と未発表デバイスへの言及で、製品ではない機能の文字列まで消えたのかは書いていません。報告は今のところ同氏のものだけで、どのファイルをどう比べたのか、Sequoia 15.8のRC 2(ビルド24H20)にも同じ記述があったのかも不明です。
26.7と15.8の正式版は、8月25日の時点ではまだ配信前です。過去2年は、旧macOS向けのアップデート(15.7や14.7など)が新しいmacOSと同じ日に配信されており、筆者は、26.7と15.8も今回、macOS 27の正式版が出る9月中旬ごろまで配信されない可能性が高いとみています。
未発表製品の記述はなぜRC版にあったのか
米Bloombergの報道によると、Appleはアップデートを用意する際、バグ修正や機能ごとに分かれた複数の開発の流れ(ブランチ)を、出荷用のブランチへ統合していきます。未発表のハードウェアに対応した社内向けのビルドは別に管理していますが、そのひとつが誤って出荷用に統合され、そのままリリース候補版に残ったようです。
Perris氏によれば、削除された箇所そのものも、製品の情報を知る手がかりになりました。同氏は続く投稿で、消された記述からホームハブについて新たに分かったことがあると述べ、壁掛け型に触れた記述と、本体が周囲の状況を読み取って使う人を見分ける仕組みへの言及を挙げています。
記述が削除されても、製品が出なくなるとは限りません。同氏は2023年8月にも、tvOS 17のベータ5で未発表iPhoneの識別子(モデルを示す内部の型番)4つが削除されたと報告しており、その識別子が指していた4機種は翌9月にiPhone 15シリーズとして発売されました。