NTTドコモは8月24日、新しいメッセージサービス「RCS」の提供を開始しました。5月13日に発表していたサービスで、申し込みは不要、月額料金も無料です。
まずはAndroidスマートフォンとタブレットが対象で、対応する端末では手続きなしで順次、自動的に使えるようになります。すでに「Google メッセージ」アプリでRCSを使っている場合、使い方や機能に変わりありません。
iPhoneでの開始時期は、ドコモが後日案内するとしています。RCSを使いたくない場合は、ドコモで利用を止める手続きが必要です。
写真や動画も送れる「SMSの後継サービス」
RCSは、携帯通信の業界団体GSMAの標準規格を採用したメッセージサービスで、ドコモはSMSの後継と位置づけています。
ふだんの電話番号でやり取りでき、テキストのほかに写真や動画、スタンプ、音声メッセージ、位置情報を送受信できます。グループチャットや既読の確認にも対応します。
メッセージの送受信にはデータ通信量を消費します。相手もRCSを利用していれば送信料はかかりません。相手が使っていない場合はSMSとして送信され、文字数に応じて1通あたり3.3円〜33円のSMS送信料がかかります。

現時点で利用できるのはAndroid 10.0以上のスマートフォン・タブレット。spモードやahamoなどのインターネット接続サービスの契約が必要です。ドコモケータイやらくらくホン、キッズケータイは対象外です。ドコモ回線の格安SIM(MVNO)でも、今後利用できるようになる予定です。
ドコモのAndroidスマートフォンでは、これまでも「Google メッセージ」のRCS機能を利用できました。8月24日以降は提供会社がJibe Mobileからドコモへ順次切り替わりますが、利用方法やサービス内容は変わらないとドコモは案内しています。
なお、SMSと「+メッセージ」は、RCSの開始後もこれまでどおり利用できます。
iPhoneではいつから使える?
ドコモは、iPhoneで利用できる日付を「後日改めてお知らせいたします」としています。利用するアプリは、標準の「メッセージ」と案内済みです。
iPhoneのメッセージアプリ自体は、2024年のiOS 18からRCSを使える仕様になっています。日本で実際に使うには通信キャリア側の対応が必要で、ドコモ回線のiPhoneではこれまで利用できませんでした。

先行する2社では、auがiOS 18.4以上のiPhoneでRCSを利用できるほか、ソフトバンクも2026年3月25日からiPhoneで提供しています(申し込みが必要)。
ドコモでもiPhone向けの提供が始まれば、メッセージアプリから写真や動画のやり取りができるようになります。Appleはこの秋のiOS 27でも、メッセージアプリのRCSを強化する予定です。
使いたくない場合は「RCS利用拒否」の手続きが必要に
RCSは提供開始日以降、対象のAndroid端末で順次、手続きなしで有効になります。
有効になると、サービスの提供・運営や改善のために、ドコモとGoogleの完全子会社Google Asia Pacificが、電話番号や送受信の日時などの情報を利用します。メッセージの本文は暗号化されており、内容は両社とも一切閲覧しないと、ドコモは説明しています。
利用したくない場合は「RCS利用拒否」の手続きが必要です。受付はドコモオンライン手続き(24時間)のほか、電話(ドコモの携帯電話から151・9時〜20時)とドコモショップ・d gardenから手続き可能です。ahamoはオンライン手続きのみです。
拒否してもSMSはこれまでどおり使えます。使いたくなったときは、いつでも再開の手続きができます。