Apple、M6 Pro/Maxは作らずにM7へ前倒しか。M6は短命になるかもしれない

Apple、M6 Pro/Maxは作らずにM7へ前倒しか。M6は短命になるかもしれない。

Appleは8月25日、M6チップとM5 Ultraチップを発表しました。

M6を最初に搭載するのは新型Mac miniで、すでに予約注文を受け付けており、9月22日に発売されます。価格は149,800円(税込)からです。

気になるのは、同じMac miniの上位構成に載るのがM6 ProではなくM5 Proだったこと。同日に発表されたMac StudioもM5 MaxとM5 Ultraで、M6の名が付くのはベースチップだけでした。

M6の上位版は作らず、M7の投入を前倒しか

BloombergのMark Gurman氏は、上位チップがM5世代のままなのは、AppleがM6 ProとM6 Maxを作らない計画だからだと伝えています。

Ultraを投入せずにスキップすること自体は、M4世代に前例があります。それでも、新しい世代でベースチップだけを出して上位版を用意しないのは、Appleシリコンの歴史で初めてのことになるそうです。

同氏によれば、理由はAIにあります。AppleはM7ファミリーでニューラル処理の大幅な改良を計画しており、その改良が重要だと判断して、M6のラインアップを完成させるより次の世代を前倒しするほうを選んだとのこと。

さらに、Appleはチップの設計を確定させるテープアウトの工程(チップの設計を確定し、製造へ引き渡す段階)を、M6のわずか6か月後にM7でも始めていたと続けています。そのうえで同氏は、ベースのM7は2027年前半、M7 ProとM7 Maxは2027年後半から年末、M7 Ultraは2028年と予測しています。このとおりに進めば、8月に登場したばかりのM6の後継が1年以内に登場することになります。

もっとも、各機種の時期もチップとメモリの構成もメモリチップの供給状況次第だと、Bloomberg自身が留保を付けています。2027年前半という時期は、幅のある見通しとして受け止めておいたほうがよさそうです。

M6搭載が見込まれるMacは4機種

では、M7が来るまでの短い期間にM6を搭載するMacはどれになるのか。

Gurman氏は、Mac miniの次に年内の更新を控えているのが14インチのエントリーMacBook Proと24インチiMacだと伝えています。iMacは現行のM4モデルからチップが更新され、新色も加わるとのこと。MacBook Proについては、Appleの通例どおりなら10月の更新になりそうです。

MacBook Airは少し先で、M6を搭載したモデルが登場するのは2027年初頭になると同氏は伝えています。M7が来るとされる2027年前半に近い時期です。

一方、年末から来年初めに出ると同氏が伝えているタッチ対応のOLED MacBook(14インチ/16インチ)は、M6ではなくM5 ProとM5 Maxを搭載するとのことです。以前はM6 ProとM6 Maxを積むと見られていた機種です

報道のとおりなら、Pro/Max級の性能が欲しい人はしばらくM5世代を選ぶことになり、その次はM7 Pro/Maxを待つかたちです。ベースチップで足りる人にとっては、M6を選ぶか、2027年前半とされるM7を待つか。私としては、急ぎでなければ大きな進化を期待できるM7を待つのもありだとは思います。

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