今回ご紹介するのは、Amazonプライベートブランドのワイヤレス充電器「Amazonベーシック ワイヤレス充電パッド 25W」です。
私はApple純正の「MagSafe(マグセーフ)充電器」を持っています。それでも本製品を買ったのは、安さに惹かれたから。私が購入したときの価格は2,515円で、純正の7,080円と比べれば半額以下です(2026年7月時点)。
それでいて、純正と同じ「Qi2 25W(Qi2.2)」認証。「この価格で本当に純正の代わりになるの?」と気になり、試してみることにしました。
この記事では、純正MagSafe充電器と並べて、充電速度と発熱を同条件で実測しています。ワイヤレス充電器をできるだけ安く揃えたい方は、ぜひチェックしてみてください!
👍 おすすめポイント
- 純正MagSafe充電器の半額以下で、同じQi2 25W(Qi2.2)認証。
- マグネットの吸着力・静音性は純正と互角。
- LEDなしで、寝室の枕元でも光らない。
- 約1.5mの長めのケーブルで設置場所を選ばない。
👎 気をつけたい点
- 純正より発熱が大きく、充電速度もやや劣る。
- 電源アダプターは別売。
- ケーブルは本体直付けで交換できない。
製品の仕様
Amazonベーシック ワイヤレス充電パッド 25Wの主な仕様は以下のとおりです。
| 製品名 | Amazonベーシック ワイヤレス充電パッド 25W |
|---|---|
| 型番 | LACC175 |
| 認証 | Qi2 25W(Qi v2.2.1・WPC認証取得) |
| ワイヤレス出力 | 最大25W |
| 入力 | USB-C(5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓2.5A / 15V⎓2A) |
| 電源アダプター | 別売(USB PD対応30W以上を推奨) |
| ケーブル | USB-C、約1.5m(本体直付け) |
| 対応ケース厚 | 3mm未満が目安 |
| サイズ | 約60 × 60 × 8mm |
| 重量 | 77.7g |
| カラー | ホワイト/ブラック |
| パッケージ内容 | 本体、取扱説明書 |
| 保証 | 1年間(Amazon.co.jp購入品) |
| 価格(税込) | 2,515円 ※筆者購入時(2026年7月)。変動あり |
「最大25W」は充電器側の上限で、実際の充電速度はスマホ側の上限で決まります。25WをフルにいかせるのはiPhone 17シリーズ(17eを除く)とiPhone 16シリーズ(16eを除く)といった一部機種で、iPhone 15以前は最大15W(13 mini/12 miniは12W)となります。
Androidでは、Pixel 10シリーズのようにQi2のマグネットを内蔵する機種なら、そのまま吸着させられます。Galaxyなどマグネット非内蔵の機種でも、Qi対応であれば充電自体は可能です。ただし、マグネットで吸着させるには対応ケースが必要になります。
注意したいのは、電源アダプターが別売なこと。最大速度で充電するにはUSB PD対応のアダプターが必要で、販売ページでは30W以上が推奨されています。30WクラスのUSB-C充電器をすでにお持ちなら、買い足しは不要です。お持ちでない方は、以前レビューした「Anker Nano Charger (45W)」のような充電器もあわせてチェックしてみてください。
また、3mm以上の厚さのケースを付けていると、正常に充電されない可能性があります。マグネットや金属、カード類も充電の妨げになるため、外すよう案内されています。
製品の外観とサイズ
ここからは、実物の外観とサイズ感を写真とあわせて見ていきます。

パッケージの中身は本体と取扱説明書のみ。前述のとおり電源アダプターは付属しないので、手持ちのUSB-C充電器と組み合わせて使います。

カラーはホワイトとブラックの2色で、私は「ホワイト」を購入しました。円盤状の薄型パッドです。ケーブルは本体直付けの約1.5mと長め。純正MagSafe充電器は1mと2mの2種類なので、その中間の長さです。コンセントから少し離れた場所にも届きやすく、取り回しやすい長さですね。

吸着面には「Qi2 25W」のロゴ入り。WPC(ワイヤレス充電の規格団体)の認証データベースにも登録されている、れっきとしたQi2.2認証品です。

背面にはゴム製の滑り止めが付いています。これがよく機能していて、机に置いたときの安定感は良好です。

厚さは約8mm。iPhoneに重ねても手に持ちやすい薄さです。


純正MagSafe充電器とも並べて撮影しました。同じ円形の磁気パッド同士で、細かな質感や厚みの違いは写真で確認してみてください。

重量は実測で77.09g(公称77.7g)でした。MagSafe充電器(1m)の実測は46.26gでさらに軽量ですが、体感ではほとんど差を感じない程度です。持ち運びにも十分対応できる軽さです。
充電速度を純正MagSafe充電器と実測比較
さて、いちばん気になる充電速度について。iPhone 17を使い、純正MagSafe充電器と同じ条件で30分間の充電を比較してみました。
| 充電器 | 30分後の残量 | 増加量 |
|---|---|---|
| Amazonベーシック ワイヤレス充電パッド 25W | 38% | 31%アップ |
| Apple MagSafe充電器 | 47% | 40%アップ |
- スマホ:iPhone 17(残量7%から充電開始)
- 電源:Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)
- 室温:約28.5℃
結果は上のとおりで、Amazonベーシックは30分の充電で31%アップ。純正MagSafe充電器とは30分で9%分の差がついており、「規格は同じでも、速度まで同じではない」というのが実測からの結論です。
とはいえ、30分で31%アップの充電ができれば、朝の準備中や休憩中の継ぎ足し充電には十分です。「1分1秒でも速く充電したい」という方でなければ、不満を感じる場面は少ないでしょう。
発熱はどのくらい?サーモグラフィーで比較
充電速度とともに気になるのが発熱です。こちらも同じ条件で、サーモグラフィーを使って充電中の充電器の表面温度をチェックしました。

Amazonベーシックの充電器表面のピーク温度は約54℃でした。触れられないほどではないですが、それなりの発熱があります。

一方、純正MagSafe充電器の表面は約42℃とAmazonベーシックと比べても低めです。10度以上差があるわけですから、触れたときの体感も結構違います。
この温度差は、先ほどの充電速度の差にもつながっていそうです。iPhoneには熱くなると充電を絞る制御があるため、発熱の大きさは速度低下の一因になり得ます。
なお、取扱説明書には「充電パッドの使用中、ある程度の熱が発生するのは正常です」との記載があります。実際、風通しの良い屋内で使う分には、支障なく使えています。使用時の環境温度は40℃以下と案内されているので、真夏の閉め切った部屋などでは注意してください。
AirPodsの充電もOK!
現行モデルでは、AirPods Pro 3とAirPods 4(ANC)がワイヤレス充電に対応します。

AirPods Pro 3はMagSafeに対応するため、マグネットで正しい位置にくっつきます(MagSafeはQi2との互換がある)。AirPods 4(ANC)はMagSafeに対応しませんが、Qiには対応するので問題なくワイヤレス充電できます。
AirPodsモデルや充電ケースによって、できる・できないがあるので注意が必要ですが、他社製のワイヤレスイヤホンを含め「Qiに対応するデバイス」をお持ちであれば本製品で充電可能です。

気になるポイントは?
実際に使って感じた、気をつけたい点をまとめます。
- 純正MagSafe充電器より発熱が大きい
- 電源アダプターが別売
- ケーブルが本体直付けで交換できない
- パッド型なので、スタンド型のような使い方はできない
いちばんの注意点は発熱です。ただ、先にも書いたとおり使用に支障が出るレベルではなく、私は許容範囲と判断しています。発熱をできるだけ抑えたい方は、純正MagSafe充電器を選んでください。
電源アダプターが別売なのは、純正MagSafe充電器も同じです。とはいえ、これから一式を揃える方は、本体だけでなくアダプター代も足した総額で予算を見ておきましょう。
ケーブルは本体直付けなので、断線したら本体ごと交換になります。保証は1年間付きますし、この価格なら深刻な弱点ではありませんが、頭に入れておきたいところです。
また、パッド型ゆえに、スタンド型のように立てておくことはできません。スタンド型が欲しい方は、同じAmazonベーシックの折りたたみスタンド型(2-in-1モデル)もチェックしてみてください。
レビューまとめ
Amazonベーシック ワイヤレス充電パッド 25Wは、純正MagSafe充電器と同じQi2 25W認証を半額以下で手に入れられるワイヤレス充電器です。
実測では、充電速度と発熱に純正との差がはっきり出ました。それでも30分で31%アップの充電速度は日常使いに十分。磁力・静音性にも問題ありませんでした。2,500円前後でこの内容なら、コストパフォーマンス抜群と言っていいでしょう。
最後に、本製品がどんな人に合うのかを整理しておきます。
➡️ 向いている人
- ワイヤレス充電器をできるだけ安く手に入れたい人
- 寝室やデスクなど、充電場所を増やしたい人
- LEDや動作音のない、シンプルな充電パッドが欲しい人
➡️ 向いていない人
- 発熱をできるだけ抑えたい人(純正MagSafe充電器がおすすめ)
- 立てた状態で充電したい人(スタンド型がおすすめ)
- Apple Watchも一緒に充電したい人(3-in-1モデルや専用充電器を検討)
気になった方は、ぜひチェックしてみてください!