Apple 20W USB-C電源アダプタとほぼ同じサイズで、MacBook Airまで充電できる1台。それが「UGREEN Nexode Air 45W」です。
約3cm角のキューブ型ボディに最大45Wの出力を詰め込んだ小型のGaN充電器で、重さは約49g。iPhone 17シリーズの急速充電の条件(40W以上)を満たしつつ、13インチMacBook Airでは実測約43Wで充電できる、コンパクトで軽量かつパワフルな充電器です。
本記事では、iPhone 17とMacBook Airでの充電実測に加えて、電子負荷を使った連続出力テストまで行いました。「小さい充電器は熱で失速するのでは?」という疑問に対してもお応えできる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください!
👍 おすすめポイント
- Apple 20W充電器並みのサイズで最大45W出力
- 約49gの軽さと折りたたみ式プラグ
- iPhone 17の急速充電条件(充電器側40W以上)を満たす。
- 13インチMacBook Airで実測約43W
- 熱を持っても充電が止まらず、出力を絞って続ける設計(実測で確認)
👎 気をつけたい点
- USB-C×1の単ポートで同時充電は不可
- USB-Cケーブルが付属しない。
- ノートPCの充電がメインなら65W、100Wクラスの充電器
製品の仕様

UGREEN Nexode Air 45Wの主な仕様は以下のとおりです。
| 製品名 | UGREEN Nexode Air 45W急速充電器(モデル:X840) |
|---|---|
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| USB-C出力 | 最大45W(5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓2.25A) |
| USB-C PPS出力 | 5-11V⎓4.5A |
| 入力 | AC 100-240V 50/60Hz 1.2A Max |
| 電源プラグ | 折りたたみ式 |
| サイズ | 約30.7 × 30.7 × 36.1mm |
| 重量 | 約50g(実測49.07g) |
| カラー | Gray、White |
| パッケージ内容 | 本体、ユーザーマニュアル |
| 保証 | 24か月 |
| 価格(税込) | 3,580円(2026年7月時点) |

出力の定格は本体にも刻印されており、PSEマークと届出事業者名(株式会社ユーグリーン・ジャパン)も確認できます。急速充電規格はUSB PDとPPSに対応。USBテスターで確認すると「PD3.2」として検出されました(販売ページの表記はPD3.0)。


注意したいのは、USB-Cケーブルが付属しない点です。固定出力の45W(20V⎓2.25A)は一般的な3A対応ケーブルで出せますが、PPSの4.5Aを活かすには5A対応(100W以上対応)のUSB-Cケーブルが必要になります。
私は「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル」を気に入って使っています。最大240W対応のケーブルで、今回の実測でもこれを使いました。
ひとつ紛らわしいのが製品名です。「Nexode Air」は薄型という意味ではなく、UGREENの携帯性重視シリーズの名前。本製品はキューブ型で、薄型がほしい場合は別製品の「Nexode Air 45W Slim」があります。また、同じ45WでもUSB-C×2の「Nexode Mini 45W」は別モデルです。購入時はモデル名をよく確認してください。

なお、シリーズのAir 65W・100WにはUSB-Cケーブルが付属していたので、45Wだけ付属しないのは少し残念なところです。
製品の外観とサイズ
続いては、外観とサイズ感を写真中心にご紹介していきます。

パッケージ内容は本体とマニュアルのみ。前述のとおり、USB-Cケーブルは入っていません。


私が購入したのは「グレー」。プラグ側にある細かなテクスチャ、メタル感のある光沢仕上げで、3,580円の充電器としては高級感のある質感とデザインです。

正面にUSB-Cポートがひとつあります。2台をまとめて充電する使い方はできません。

折りたたみ式の電源プラグ。持ち運びしやすい設計です。コンセントに挿したときのぐらつきや垂れ下がりもなく、保持力も問題ありませんでした。


サイズは約30.7 × 30.7 × 36.1mm。iPhone 17や11インチiPad Airと並べると、その小ささが一目瞭然です。

プラグ込みのサイズ感はApple 20W USB-C電源アダプタと同等か、むしろ少し小さいくらい。最大60W対応のApple 40Wダイナミック電源アダプタと並べても、本製品のほうがコンパクトに見えます。

重量は実測で49.07g。公称の約50gどおりで、持ち歩きの負担にならない軽さです。
iPhone 17の急速充電条件をクリア、20分で40%アップ
iPhone 17シリーズは、40W以上のアダプタを使うことで「約20分で最大50%」まで急速充電できます。20W、30Wクラスの充電器ではこの条件を満たせないため、iPhone 17の充電速度を引き出したいなら、まさに45Wクラスの出番です。
実際にiPhone 17(残量12%から)で充電の推移を計測しました。


出力は充電開始直後に最大35Wを記録し、残量は12%から20分で52%へ、ちょうど40%アップしました。
Appleの公称は「約20分で最大50%」。これはバッテリーが消耗した状態からのテスト結果なので、実測はそこに届いていませんが、実際に使ったときの体感値としては「20分で40%前後」と見ておくのが現実的でしょう。出かける前の急ぎの急速充電には十分な速さですね。80%到達時には充電が数分間止まりますが、これは充電器ではなくiPhone側の制御によるものです。
13インチMacBook Airの充電もカバーできる
13インチMacBook Air(M2)につないだところ、実測は約43W。定格45Wに対してほぼフルパワーで、MacBook Airの日常的な充電には十分な速度です。

MacBook Neoとの組み合わせなら、さらに余裕があります。Neoに同梱されるのは20W USB-C電源アダプタなので、45Wは2倍以上の出力になります。MacBook Neo用の充電器選びは、「MacBook Neoの充電器おすすめ5選」で詳しく解説しています。
45Wを出し続けられる?負荷試験で検証
コンパクトな充電器で気になるのが、「高出力を出し続けたときに熱で失速しないか」です。そこで電子負荷を使い、42Wを連続で引き続けるテストを行いました(負荷電流は定格の95%に設定、42Wは負荷側の実測値)。室温は約27℃・無風です。

結果は、42Wを26分28秒維持。その時点で本体表面は約74℃に達し、充電器は自ら出力を絞りました。

テスターで観察していると、本体が74℃に達した瞬間(充電開始後26分28秒)、充電器は「出せる上限」を45Wから40Wへ切り替えていました。
つまり、熱を持っても充電が止まるのではなく、「少しだけ出力を落として充電を続ける」挙動です。ノートPCをつないだ実利用なら、熱がこもる場面でも40W前後を維持しながら充電が続く見込みです。
42Wの連続出力は、実際の使い方でいえばノートPCを充電し続けるのに近い、かなり厳しい条件です。それを26分以上こなし、その後も止まらず供給を続けたのは優秀と言っていいでしょう。
気になるポイントは?
実測を通して好印象の一台でしたが、気になる点もまとめておきます。
- USB-C×1で同時充電はできない。
- USB-Cケーブルが付属しない。
- 65W以上が必要な機器には力不足。
ポートが1つだけなので、スマホとノートPCを同時に充電する使い方はできません。同時充電を重視するなら、USB-C×2の「Nexode Mini 45W」(同時使用時は25W + 20W)が候補になります。
ケーブルが付属しないことについては、手持ちがあれば問題になりません。ただ、これから用意する場合はケーブル代も込みで考える必要がありますし、PPSの4.5Aまで活かすなら5A対応のUSB-Cケーブルを用意しなければなりません。
そして出力が45Wまでである以上、15インチクラスのノートPCになってくるとパワー不足です。今回の実測のように表面温度が上昇し、それにより出力が絞られる動きとなるはずです。ノートPCをよく充電する方は、65Wクラス、100Wクラスの充電器も検討してみましょう。
レビューまとめ
UGREEN Nexode Air 45Wの最大の魅力は、45W出力に対応する充電器としてはとにかくコンパクトで軽量なことです。このサイズ感でiPhone 17の急速充電条件を満たし、MacBook Airの充電までこなしてくれます。
- iPhoneとMacBook Air/Neoを1台で身軽に充電したい方 ⇒ ぴったり
- ケーブルも一緒に揃えたい方 ⇒ ケーブル付属の「Anker Nano Charger (45W)」も比較を
- 2台同時に充電したい方 ⇒ 「Nexode Mini 45W」などの2ポートモデルを検討
- MacBook Proなど15インチクラスのノートPC充電したい方 ⇒ 65W、100Wクラスの充電器を検討
本製品のライバルを挙げるなら、「Anker Nano Charger (45W)」でしょうか。実物を並べると、サイズはUGREENのほうがほんのわずかに小さく、デザインも個人的にはUGREENが好み。一方でAnkerには1.8mのUSB-Cケーブルが付属します。

本体の小ささを取るか、ケーブル込みの手軽さを取るかが分かれ目になるかと思います。バッテリー残量表示がほしい方には、同じAnkerの「Anker Nano Charger (45W, Display, スイングプラグ)」という選択肢もあります。
充電するのは1台ずつでいい。そのかわり、とにかく小さく軽く。そんな使い方にぴったりな1台です。ぜひチェックしてみてください!