Apple Watchのストレージが128GB化、新アプリ「Readiness」も?ベータコードに4つの手がかり

Apple Watchのストレージが128GB化、新アプリ「Readiness」も?ベータコードに4つの手がかり

日本時間9月10日午前2時からのAppleイベントを前に、Apple Watchの新機能やハードウェア変更を示す手がかりが見つかっています。

MacRumorsフォーラムのpdfu氏が9月7日、iOS 27とwatchOS 27のベータコード解析を公開しました。ストレージの128GB化、新しい「Readiness」アプリ、筋力トレーニング記録の拡張、光学センサー系統の変更という4つの可能性を指摘しています。

いずれも正式な提供は確認されていませんが、容量やフィットネス機能の強化を期待する人には気になる情報です。

ストレージは現行の2倍、128GBに?

現行のApple Watch Series 11とApple Watch Ultra 3は、どちらも64GBのストレージを搭載しています。次のモデルでは、この容量が2倍になるかもしれません。

pdfu氏によると、Apple Watchの更新用ファームウェアには、「T8320」向けのSamsung製NANDメモリ(データ保存用の半導体)の設定があり、名前に「1024gb」と記載されているとのこと。これは1,024ギガビットを意味し、バイトに換算すると128GB相当になります。

T8320はCPUを識別するための名前です。MacworldはAppleの内部コードをもとに、T8320がApple Watch Series 12のGPSモデルとセルラーモデル、Apple Watch Ultra 4に対応すると報じています。この対応関係から、pdfu氏は両シリーズが128GBのストレージを搭載する可能性を指摘しています。

さらに、watchOS 26に64GB相当と128GB相当の両方の設定があったのに対し、watchOS 27のベータ版には128GB相当の設定だけが残っているそうです。ただし、Series 12とUltra 4に共通するとされるT8320向けに128GBの設定があっても、すべてのモデルがその容量を採用するとは言い切れません。

「Readiness」は運動に向けた体の状態や運動後の回復を扱うアプリか

ソフトウェアでは、新しい「Readiness」アプリが気になるところです。

pdfu氏は、コードに登場するReadinessやCobaltという名前が、既存の「バイタル」とは別のApple Watchアプリを指すとみています。watchOS 27の標準のホーム画面配置では、ワークアウトアプリの直後に置かれるとのことです。

Readinessという名前と配置から、運動に向けた体の準備状態や運動後の回復を扱うアプリになる可能性があるとみています。

Apple Watchにはすでに、睡眠中の心拍数や呼吸数などの通常範囲を確認する「バイタル」と、直近7日間と過去28日間の運動の強さ・時間を比較する「トレーニング負荷」があります。Readinessは、こうした機能とどう違うのでしょうか。

pdfu氏によれば、Readinessのアプリ本体はベータ版に含まれておらず、画面や機能、何のデータを使うかは、まだわかっていません。

筋トレの回数や重量をセットごとに記録する仕組み

ジムでバーベルを使って筋力トレーニングをする人

現行のApple Watchでも筋力トレーニングをワークアウトとして選べますが、今回のコードで見えてきたのは、その内容をセットごとに残すための仕組みです。

pdfu氏によると、新しい健康データの構造では、1回のワークアウトに複数のセットを持たせ、それぞれに反復回数・重量・使った器具・所要時間を保存できるとのこと。

セットごとの回数や重量を記録できるようになれば、筋トレの内容をより細かく振り返る機能につながりそうです。

ただし、pdfu氏は、iOS 27とwatchOS 27のどちらも実装はまだ骨組みだけで、アプリからこの新しい記録を作成できないと説明しています。コードに保存項目があることと、利用できる機能として完成していることには、まだ距離がありそうです。

心拍センサーにも変化の可能性

Apple Watchの光学式心拍センサーは、手首に光を当てて血流を測ります。この光を使った測定にも、変更の手がかりがあるようです。

pdfu氏によると、光を使う測定に関わる「Sunstone4p0」の記述では、従来の「Sunstone3p75plus」より熱に由来する雑音の係数が10〜20%低くなっているそうです。LED関連の雑音係数にも、従来より低い値が多く見られるといいます。

電子的な雑音が少なくなれば、反射光から得られる脈拍の信号が弱いときの測定を改善できる可能性があるとみています。ただし、良好な測定には多くの要因が関わります。10〜20%はコード内の係数を比較した値で、心拍測定の精度がその分だけ向上するという意味ではありません。

また、装着する手首の左右やDigital Crownの向きによって、測定に使う光学信号の組み合わせを変える仕組みもあるそうです。センサーの物理的な配置や配線の変更、あるいは既存センサーの信号のうち、測定に使うものを変えることを示す可能性があるとpdfu氏はみています。

なお、Readiness、筋力トレーニング記録、光学センシングの3項目については、Series 12やUltra 4との対応を示すコードは確認されていません。新型専用になるのか、既存モデルでも利用できるのかを含め、Appleの発表を待つ必要があります。

Source:MacRumors(Forums)Macworld

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